Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2014年5月号 経営学部 M.S

1.この留学を振り返って

この交換留学に応募する際に、スウェーデンとフィンランドという選択で非常に悩みましたが結果的に未知の世界であったフィンランドを選んで正解であったと思います。また、英語圏に留学することが英語を学ぶという点では最善の選択ではありましたが、ヨーロッパに留学したことの最大の利点は世界各国(特にヨーロッパ)からの学生に出会えるという点であったと思います。様々な言語が入り混じった訛りのある英語を聞き取ることや、第二言語習得者でありながらも多くの人が綺麗な英語をしゃべる事、逆に英語の通じない相手にどのように簡潔に分かりやすく英語を話すかなど、世界共通語としての英語を学べたことは今まで日本で勉強していた、英語に対する概念を大きく打ち破られました。それまでは、いかに上手く、速く、正しい英語を話すことが重要だという考えがあり、間違える事を恐れるが故に英語を話すことを躊躇っていましたが、この留学を通して多くの人が英語を第二言語として使い、「間違えること怖くないの?」という私の質問に対して「どうして間違えちゃいけないの?英語は私の母国語じゃないのだから完璧に話す必要はない。」という堂々とした答えを聞いて、非常に感銘を受けました。勉強としての英語から、実際に英語をコミュニケーションのツールとして使うことに意識を向け始めたのは、この言葉があったからだと思います。また、この留学を通して多くの困難な場面に会うこともありました。言葉の壁や文化の違いはもちろん、気候によるストレスや帰国後の就活についての不安など、多くの問題を一度に考えなければいけないこともありましたが、解決策を自分の力で見つける事や時には人に頼りアドバイスを受ける事、そしてその不安要素も留学の醍醐味だとして楽観的にとらえる力がついた事などはこの留学の結果だと考えています。

 

2.帰国後どのように生かすか

留学後すぐに就職活動を予定しているので、この留学経験を最大限に生かしていこうと考えています。TOEICなどの実質的な事はもちろん、多文化環境の中で得た国際感覚や、多くの人と出会う中での学んだ事などは自己アピールなどをする際に大きな武器になりますし、学生生活での一番の目標を果たせたことは自らの自信に繋がると思います。また、帰国後はこの経験を活かし更にステップアップしていけるように、観光業やゲストハウスなどでの英語を使ったボランティアなども考えています。