まとまった試験期間はなく授業ごとに試験日は異なります。ほとんどの場合日本同様授業最終日かそれ以降に実施されますが、授業の時間編成が日本のそれとは異なるため学期末に集中して試験があるわけではありません。試験日は数日設けられており複数回受験することが出来ます。試験内容は、授業内容だけでなく論文を扱うことがあり、指定された論文を読み試験を受けます。私がとっていた授業では課題論文が6編あり、試験前はひたすら論文を読む日が続きました。
試験日が不規則であること以外は日本と比べて大きな違いはありません。ちなみに、東フィンランド大学には試験の結果だけで単位取得ができる“General examination”というコースがあります。
-時間の使い方について-
留学生活も残り3ヶ月となり、ますます時間の使い方が大切になってきます。そこで時間の過ごし方について気付いた点や伝えたいことを書きたいと思います。
言うまでもなくバイトはありませんし、町もとても小さいので生活範囲が限られています。その分時間が多くありますが、私の場合は課題も適度にあり言語や専攻分野を独学するなどしたいことをして時間を効率的に使っています。一方で、「留学」という言葉にとらわれすぎていた自分に気付きました。何かと勉強にこだわり時間がある時は机に向かっていたように思います。そして、単に寒いという理由もありますが、前期からほとんどイベントに参加していません。あまり関心がないことも一つの理由ですが、休日などはほとんど家でのんびり過ごしていました。フィンランドでの生活が残りわずかとなった今になって、日本でも送れるような生活をしていたと後悔しています。
私が伝えたいことは2つあります。1つは適度な生活を送ることです。特に交換留学生は大学の代表なので責任は大きいかもしれませんが、かといって勉強にこだわりすぎるのは良くありません。適度に勉強して、適度に羽目を外して楽しむことが大切だと思います。2つ目は計画性を持つことです。留学生活に幅を持たせるためには計画的に何事も取り組むことが大切です。
留学生活も終盤に差し掛かり残りわずかですが、フィンランドでしかできないことを出来るだけ多く体験したいと思います。