Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2016年2月号 国際文化学部 N.O

【試験について】

東フィンランド大学の試験は、試験日程だけでなく試験形式も授業によって異なります。まとまった試験期間はなく、試験日程は、授業の最終日かそれ以降の日程に指定されます。また、日本のように1回の試験で合否が決定するのではなく、最大3回まで試験を受けることができます。これは、試験に受からなかった場合だけでなく、たとえ1回目で試験に受かった場合でも自分の成績をあげるために再受験することが出来ます。成績評価は、5段階に分けられて評価される場合と、単にPassFailによって評価される場合があります。試験の内容は、授業内容に限られるわけではありません。私が受講していた授業では、試験の一週間前にいくつかの論文が送られ、その内容も試験内容に含まれたため、試験日までに授業内容と論文の内容をまとめる必要がありました。授業によっては、授業の参加は必要なく、試験日までに指定された図書を読み、その本の内容をふまえた試験のみを受験し合否が決定されるものもあります。


【授業について】


―授業形式―

履修した時点で、自分が履修したすべての授業の時間割が分かります。授業は、1日で終わるものや、約3ヵ月間続くもの、また授業時間においても、約4時間にわたって行われるものなど授業によって様々です。また、各々の授業によって定員の人数、授業形式、雰囲気も異なります。ほとんどの授業が講義形式である日本と違って、東フィンランド大学では、講義形式の授業だけでなくセミナー形式で行われる授業もあります。その授業は、たいてい定員も少なく、生徒同士で話し合う時間が設けられるなどグループ活動が多いです。また、Webコースと呼ばれるWeb上でのみ行われる授業もあります。このコースは、指定された課題を期限内にこなし、その自分が提出した課題によってのみ評価されます。

―評価方法―

試験以外の評価方法は、レポートとプレゼンテーションです。どちらか1つの場合とどちらも課せられる場合があります。Webコースでは、たいていレポートによって評価されますが、私が受講したコースでは、レポートとWeb上でテストを受ける必要がありました。

日本とは異なる授業形式で、他国の人々と一緒に学習することに緊張感もあり楽しさもあります。授業だけでなく、彼らの能動的な学習態度から学ぶこともあり、自分にとって良い刺激を受けています。