カルチャーショックについて
こちらで生活するにあたって、カルチャーショックやそれに伴って不便に感じたことは多くあります。ここではその中でも特に印象に残っているものをいくつか紹介します。
まず初めに感じたのは、交通事情が日本と大きく違っているということです。道路は右側通行、信号機の切り替わり方が複雑、交差点の代わりにラウンドアバウトが用いられているなど、多くの違いがみられます。
次にフィンランドの労働時間の感覚が日本と大きく違います。スーパーマーケットは休日も含め午後10時まで営業していますが、他のショッピングモールなどでは、午後6時に営業を終了する店舗も多いです。日曜日に関しては一切営業していないところもあります。そのため買い物に行く際は午前中から行動すると良いと思います。
同居人について
また、こちらでは複数の留学生とシェアルームで共同生活を送っています。個人の部屋はありますが、それ以外の台所、シャワー、トイレなどは一緒に使うことになっています。同居人はインド人、バングラデシュ人、ネパール人、ナイジェリア人とアジア人が多いという印象です。それぞれ出身が異なるため、習慣や価値観も大きく違っており、生活は常に驚きの連続です。その中でも衝撃の大きかったものをいくつか紹介します。
はじめに驚いたことはごみの処理です。料理中などに出る生ごみを放置しても気にしないというのは、かなりの衝撃でした。当然大量のコバエが発生するのですが、それを全く気にすることなく食事をしていたときは、開いた口が塞がりませんでした。この問題は、私が同居人全員と相談しお金を集めて蓋つきのゴミ箱を買うことで解決しました。
次は声の大きさについてです。とにかく声が大きいです。特にインド人は日常会話から電話まで、50メートル先にいる相手と話をしているのではないかと思うほどです。
このように書き出せば枚挙に暇がありません。しかしこの空間では自分の価値観の方がマイノリティなのだと理解し、初めから拒絶するのではなく自らその価値観に歩み寄ることで、問題を速やかに解決することができ、また自分へのストレスも軽減されていきました。