Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2024年5月号 文学部 M.S

①この留学を振り返って

日本に帰ってきて丁度1週間が経ちました。まだ日本の環境に慣れておらず逆カルチャーショックを沢山体験しています。このマンスリーレポートもこれで終わりと思えば少し寂しいですが、今回は私の留学をゆっくりと振り返っていきたいと思います。

8ヶ月の留学期間が終わった今、私が感じるのはこの留学において全ての経験が私にとって意味のあるものだったということです。私は渡航前にVISAの問題・体調を崩すなど色々な問題が重なり渡航できないのではないかと不安になることが沢山ありました。しかし無事渡航する事ができ、沢山の学びを得られた自分を今は誇りに思っています。この8ヶ月間で自分の価値観や考えがガラッと変わる経験や学びを本当に沢山してきました。学校のシステムは日本とは180度違い、最初に授業を受けた時は英語力もままならないのに積極的に意見を言わないといけない場面が沢山あり悔しかったり、情けない思いを沢山しました。それでも一生懸命にサポートしてくれるフィンランドの先生やクラスメイトが居てこの国を選んで本当に良かったと感じました。日本に居る時は大学の授業は”簡単に単位が取れるもの選ぼう”と考えていたのに、こちらに来ると学生が目的をしっかりと持って勉学に取り組んでいて、その姿勢にとても感化されました。私もその環境の中で自分が本当に学びたいと感じるものを選択し、学びに全力投球できたと留学を終えた今感じます。また学校外では本当に沢山のバックグラウンドを持った人と会う事ができました。全員考え方や文化が違って、色々な考え方、文化、歴史を彼らから学ばさせてもらいました。そこでとても多くの人が日本に対して沢山興味を持ってくれているにかかわらず自分の日本に対する知識の乏しさから説明できないこともあったり、私自身日本をもっと勉強しないと!と感じる場面が沢山ありました。辛いこと、悔しいこと、幸せなこと、楽しいこと、全ての事をこの留学では経験しました。最初に述べましたが、これらの経験は私にとって何ひとつ無駄のないことだったと思います。全てが私の宝物です!

②留学経験をどう活かすか

私はUEFへの留学をCAになるための第一ステップだと思いスタートさせました。実はUEFを志願する前に目指していた志望校があり、そこで学びたかった内容とは違う内容をUEFでは学ぶ事になったのですが、結果的にUEFでの学びは私にとってかけがえの無いものになりました。まずヨーロッパという大陸にフィンランドが位置しているおかげで多様な国の人々と出会えることができたという事です。これらの環境は将来沢山の国の人々にサービスを提供したいと考えている私にとって、常に様々なバックグラウンドや考えを持つ人々に対応するスキルをつけてくれたと思います。そしてどんな状況や異なる考えの人に出会っても柔軟に対応できると思えるようになりました。またこれは夢とは関係ないですがジェンダーについて興味を持つようになりました。自分の知らないうちにジェンダーロールに囚われていたり、無意識のうちに刷り込まれているジェンダーに対する概念があったり、日本に居る時は考えもしなかった事象を沢山学びました。たった数ヶ月の授業でしたがジェンダーについてもっと学びたいと考えるようになったし、新しいアイディアを吸収しました。そして私の将来の選択について様々な角度から物事を考える事ができるようになったと思います。チャンスがあればジェンダーについて深く学び直したいと考えています。

この留学経験から私はやはり自分の夢を叶えたいとさらに強く思うようになりました。そのためにも今よりも英語を上達させる必要があるし、自分の魅力をアピールできる力も更に付けなければいけません。英語に関しては自分でも満足していない部分が沢山あるので海外の人と関わるお仕事やボランティアをしていく予定です。また留学での経験を振り返って自分のアピールに活かせるもの、関わるものを再度振り返りたいと思います。就活に関しては半年後に終わっているのか、それとも一年ほど伸ばすのか定かではありません。ですが、とにかく夢を叶える為にできることは全力でしていきたいです。どのような結果になってもあとは頑張るのみです!

最後に私の留学に多くのサポートをしてくださった全ての人々に感謝を伝えたいです。いつもサポートしてくれた家族、友達、そしてグローバルセンターの方々、本当にお世話になりました。