①この留学を振り返って

留学を振り返って、本当に多くの様々な経験をしたと思います。

今まで国外に出たことも飛行機に乗ったことも親と離れて暮らすこともしたことがなかった私にとってすべてが初めての経験でした。

初めの2か月くらいはフィンランドでの生活に慣れるのに必死でした。ロストバゲージをしたりホームシックになったりしてしんどかったです。英語が聞き取れないし思ってることを話せないし、授業もついていくので精一杯でした。でも3ヶ月くらいしてくると自分のリズムがつかめてきて慣れていきました。私は、とにかく色んな人と交流して他の文化や考え方に出会いたいと思っていたので、前期は広く色んな人のコミュニティに行くように心がけていました。特にフィンランドは幅広い年齢層の人が大学で勉強しているので、同い年から10歳上の人まで色んな人と出会い友達になりました。お母さんみたいな安心感があって将来の相談ができるような人もできました。UEFでは毎月色んなイベントが開催されていて多くの留学生と交流できる機会があるので、参加してみると良いと思います。

色んな人と交流する中で、他の文化や価値観を知るのはもちろんですが、自分の国、文化、自分自身について考えることが多かったように思います。日本に興味を持ってくれる人が多くいますが、日本について質問されると、今まで当たり前だと思っていたことを聞かれたり、日本の歴史や経済、社会について深く聞かれたりして、自分の無知さを痛感しました。

また、海外の人との交流を通して、日本の普通は普通じゃないということを実感して自分の将来についてもっと広く柔軟に考えるきっかけになりました。

②留学経験をどのように活かすか

この留学経験で多くのことを学びました。

まず、留学の目的の一つであった英語力に関しては、行く前よりも少しは向上したと思います。ですがまだ、聞き取れなかったり言いたいことをスッと言えなかったりするので今後も外国人との交流などを通して生の英語を使って英語力を更に上げたいと思います。

私は、将来したいことがこれと言って決まっているわけではないのでこれからも模索していくことになります。留学に行く前は、何もしたいことが決まっていないことに焦ってとりあえず就活して企業に入らないとと思っていました。しかし、留学でいろんな人と話す中で、そんなに焦らなくてもゆっくり見つけていけばいいということを学びました。周りと比べる必要も、日本の普通のルートをたどる必要もないと思えるようになりました。色んな人と交流することはその分大変で体力も削られますが、色んな刺激があってその方が充実感を感じられると思いました。留学中は、日本の企業で就職したいと考えていましたが、今はせっかく身に付けた英語を活かして海外の人とかかわるような仕事がしたいと思うようになりました。

また、この留学で人とのつながりの大事さを学びました。留学中、友達の紹介で農業体験をさせてもらったり、友達の友達の家に泊まらせてもらったり、人とのつながりから色んな経験をしたことが多々ありました。チャンスがあれば恐れずに、挑戦することが大事だと思いました。これからもこの留学で学んだことを忘れずに色んな事に飛び込んでいけたらいいと思います。

5月の家の近くの湖

外でランチ

ルームメイトとの別れ