今回は渡航・入国、オリエンテーション、授業選択について記載します。
【渡航・入国】
渡航に関して難しかったことは特にありません。航空会社のルールにきちんと従えば問題ないと思います。入国審査は、パスポートと在留カードを提示し、簡単な質問に答えるだけでした。思っていたよりあっさりしており、意外とすんなり進んだことに少し驚きました。私は念のため、入学許可証や銀行の残高証明書、滞在するアパートの証明書など、在留カードの申請時に必要だった書類を全て持参しました。これはおすすめしたいです。結局、入国審査でそれらの確認をされることはありませんでしたが、確認される可能性はありますし、何より自分自身の安心に繋がるはずです。
現地到着後に思ったことは、気温が予想より低いということです。フィンランドに到着したのが早朝だったことに加え、雨も降っていたので想像以上に寒かったです。しかし、その寒さを体感したことで、これから始まるフィンランドでの生活をやっと実感でき、心が弾んだことを鮮明に覚えています。
渡航と入国では特に問題はありませんでしたが、個人的に心配だったのはヘルシンキからヨエンスーまでの電車移動です。慣れない海外の電車や乗り換えに少し緊張していました。実際に、日本とは違い、ホームの改札がなかったり、チケットは乗車してから確認されたりすることに、文化の違いを感じました。最終的には、ホームの表示案内とQRチケットを念入りに確認して、無事にヨエンスーまで辿り着くことができました。スーツケースを2つ持っての移動は少し大変でした。
【オリエンテーション】
オリエンテーションは、留学生向けと学部の2つがありました。
留学生向けオリエンテーションは合計3日間開催されます。そのうち2日はオンライン、残り1日が対面オリエンテーションでした。履修登録、大学生活で使うアプリやデジタル機器の説明を受けました。
学部オリエンテーションでは、学部の授業内容の説明を聞いたり、簡単な自己紹介をしたりしました。オリエンテーションの前には教授が紅茶やコーヒー、ケーキなどを用意してくれていました。留学生や新入生同士で交流することができて、とても良かったです。学部オリエンテーションの開催は学部ごとによるようです。大学の情報は基本的にメールで来るため、現地到着後は特に意識してメールを確認するべきです。
【授業選択】
履修登録は希望科目をパソコン上で登録する形式でした。履修期間は講義によって異なるため、それぞれの科目で確認が必要です。日本で作成した履修科目のワードファイルがあると便利です。しかし、現地でその科目を検索しても表示されないことがありました。その場合には他の科目を登録しました。
少し複雑だったのは履修の確定です。全授業の履修が一斉に確定されるのではなく、教授が確認することによって確定されます。つまり、履修が確定されるタイミングは授業ごとに異なるということです。私が履修した授業は、なかなか履修が確定されなかったため焦りましたが、教授にメールを送ったり、サービスデスクに相談したりし、解決することができました。
↓ ヘルシンキ・ヴァンター国際空港
↓ 学部オリエンテーションで食べた巨大ケーキ