1.余暇の過ごし方
日本と比べて授業数が少ないため、その分勉強以外の様々なことに時間を費やすことができます。ジムで体を動かしたりカフェや図書館で談笑したりとその選択肢は多く挙げられます。中でも旅行は一番の醍醐味です。今日まで、私自身もいくつかの国へ訪れ素敵な思い出を作ってきました。
周りの友達をみても、海外旅行へ行く人はたくさんいます。人によっては10ヶ国以上を周遊している人もいます。それもそのはず、多くの国々が隣接するヨーロッパですから、短期間でも簡単に色々な国へ訪れることができます。それはヨーロッパ留学の最大の魅力の一つとも言えます。フィンランドでの生活が既に貴重な異文化体験であった自分にとって、それぞれの地で感じ得た新たな価値観は忘れられないものとなりました。国内旅行も何回か行きました。全力で楽しめたのはもちろん、フィンランドについてより深く知るよいきっかけにもなりました。
このように、私の留学生活をより有意義にしてくれた旅行の数々。特に海外旅行は現実的な部分から考えても強くお勧めします。というのも、ヨーロッパ旅行となると日本から行くには多額の出費が見込まれます。ひとつでも多くの貴重な体験を求めて、旅行は行ける時にたくさん行くべきです。
その他、以前も書かせていただいた通りスポーツやBBQなどをして授業のない日はのびのびと過ごしていました。帰国後はこの生活がどれだけ非現実的であったか感じるはずです。
ギリシャ旅行
トルコ旅行
2.時間の進みについて
当然のことながら、時間の進みは日を増す毎に早く感じます。到着当初の9月は新たな生活に対する希望と期待感で埋め尽くされていたため、9ヶ月間過ごすことへの実感が沸くというより慣れることに必死でした。ただその慣れが染み付いてきた頃には既に9月は終わりを迎えていました。
ひと月を重ねるごとに、これをあと何回かとよく自問自答を繰り返しています。個人的には9月から12月までの4ヶ月間がより濃い期間でした。同じく9月からスタートした仲間たちとともに助け合い、歩めたことに大きな意義を見出したからです。時間の進みもいま思えばあっという間に感じますが、そのときはゆったりと感じていたためそれほど充実度合いも高かったのだと思います。しかし、12月はお別れの時期でもありました。それぞれ留学期間も異なるため、中にはこの4ヵ月で帰ってしまう人がいました。先ほどのゆったりからは一転、彼らを見送ったときに改めて時の速さに気付かされました。
現在、この留学ももう残りわずかなところまできています。その時は長く感じていても、やはり過去を振り返ったときに時の速さを感じることが多くなりました。最初の4ヵ月に比べ生活もだいぶ慣れたせいか、淡々と過ごす日々も増えた気がします。ジムや食堂に毎日通ったりと生活のスタイルに多少の変化も現れています。
以前実際に龍谷に留学をしていた私たちの学生チューターも帰国日のことについて、いつもの定食屋で定食を食べたが、味わって食べることよりももう終わってしまうことへの感情に追われあまり楽しめなかったと話していました。荷物を背負い、自分のアパートを出るときにより強く実感することでしょう。
このまま帰国日を迎えると思うと少し焦りを感じます。しかし、周りの支えがあったからこそ、数え切れないほど多くの素敵な思い出ができたのも確かです。写真もよく見返します。彼らと出会い過ごせたことに感謝を忘れずに、帰るその日まで引き続き毎日を大切に生きます。