今回は、①授業紹介、②フィンランドの祝日”Vappu”の過ごし方、について書こうと思います。
①授業紹介
今学期のSpring semesterで私が履修した授業は全部で5個で、そのうち特に印象に残っている3つを紹介します。
・Cultural heritage and craft education
フィンランドと自身の伝統的な手芸文化を学び、文化多様性や手芸教育の意義について理解を深める5単位の科目です 。週1回のワークショップと自主学習で構成されていて、フィンランド(北カレリア地方)の伝統的な織物(リジッドヘドル織り)や刺繍の技法を体験したり、異なる文化を持つグループのメンバーと、フェルトを用いた一つのノートを作成したり、貴重な経験をできてとても楽しかったです。グループのメンバーとたわいもない話をしながら作業を進めていくのが、英会話でのコミュニケーションの練習にもなり、自分の自信にもつながりました。
・World centered – education
フィンランドの美術教育を深く学ぶ授業でした。単にきれいな絵の書き方を教わるのではなく、生活の中に溢れたデザインを、「どんな背景や思考回路があってこのデザインが作られたのか?」を深く読み解くなど、教育に対する姿勢が新鮮でとても印象的な授業でした。講義とワークショップを合わせた計3時間の授業が週2回あり、様々な描き方で1分間クロッキーをして空間をとらえる練習したり、版画や陶器を作ったりなど、毎週新しいアートを体験できてとても楽しかったです。また、美術室の設備の充実度合いには感動しました。
・Finnish Music education
フィンランドの音楽教育を実際の体験を通して学びました。ウクレレや伝統楽器のカンテレを演奏させてもらっただけでなく、グループに分かれてタブレットを使って作曲をしたり、AIにラップを作成してもらいレコーディングをしたりしました。楽しいと感じられる上に、生徒一人ひとりの個性やプロセスを大事にしている教育方法が非常に素晴らしいと思いました。
また、どの授業も共通して先生と生徒の心の距離の近さ、親しみやすさを感じ、どれもとても居心地の良い授業でした。このような教育環境であれば、生徒は自分らしさを表現する力をより自由に育めるのだろうと感じました。
②フィンランドの祝日”Vappu”の過ごし方
フィンランドでは、5月1日のメーデーは「Vappu」と呼ばれる祝日です。フィンランドで最も賑わうお祭りで、長い冬が終わり春の訪れと夏が近づくことを盛大にお祝いします。お祝いは、前日18時の戴冠式から始まります。学部ごとのオーバーオールを着て、白い学生帽をかぶった学生や卒業生らが市内を行進します。現地の友達によると、夜通しお酒を飲んで歌い明かし、そのままVappu当日の朝を迎える人も珍しくないようです。
当日は、公園や森へピクニックへ行くのが定番です。シティセンターに行くと沢山の屋台と人で賑わっており、その近くの川沿いの大きな公園は、学生帽をかぶり、シャンパン片手にピクニックを楽しむ人たちで溢れかえっていました。ここで、Vappuを楽しむために欠かせない伝統的な食べ物と飲み物を紹介します。
まずMunkki (ムンッキ)と呼ばれるドーナツです。以前にスーパーで見たことはありましたが、食べたのはこの日が初めてでした。表面は砂糖がたっぷりまぶされてあり、フィンランドのシナモンロールにも使われるスパイス「カルダモン」が生地に練り込まれています。柔らかくてもちっとしていて非常に美味しかったです!
↓写真

次にSima (シマ)と呼ばれる発酵飲料です。蜂蜜やレモン、レーズンなどが使われており、アルコールとノンアルコールがあります。レモン風味がさっぱりとしていて、甘く爽やかな味わいでこちらも美味しかったです。
ピクニックを楽しんだ後は、フィンランド人の友達の実家に友人たちと共に泊まらせてもらい、夜遅くまでみんなで楽しみました。フィンランドの伝統的な行事を経験することができ、とても素敵なVappuの思い出になりました。
↓Vappuの様子


