Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2023年 6月号 国際学部 Y.O

①授業紹介

私はSocial Sciences学部に所属しているので、主にこの学部の授業を履修しているのですが、他の学部の授業を履修することも可能です。なので秋学期の授業では、Humanityの学部の授業を2つ履修しました。ひとつは”Communicating Across Cultures” もうひとつは “History of Modern Hungary”です。ひとつ目の授業は、GSの授業でいう異文化間コミュニケーション論と少し似ています。いろんな国の文化や礼儀を、実際の小道具やドキュメンタリー映画、この授業を履修している生徒を通して学びます。この授業は、ハンガリー人以外に、イギリス、オランダ、イタリア、トルコ、スペイン、ウクライナ、中国、韓国など様々な国の人がいたので、いろんな国の人と異文化交流をすることができました。教授はドイツ人の方でとても熱心に指導してくださったので、履修して良かったなと思います。また、この授業はセミナー型なので自分の意見を求められる機会がたくさんありました。日本のマナーや礼儀をみんなに伝えないといけない時があったのですが、なかなか言葉にできず、詰まってしまいました。それでも教授が優しく手助けをしてくれたり、他にわからないことがあったら生徒が教えてくれたりしたので、最後まで楽しく授業を受けることができました。自分が所属している学部だけでなく、他学部の授業も一度確認してみて、もし興味のある授業があれば、履修してみるといいと思います。ただし、時間やキャンパスの場所を事前に確認してからにしましょう。

②将来について

私は就きたい職業ややりたいことが本当になく、周りの友達がインターンや就活、就職をしているのをみるととても焦りを感じていました。なにかやらないといけないなとは思うのですが、なかなか行動できずに不安を感じることが多かったです。しかし、留学をしてからその考え方がほとんどなくなりました。これがいいか悪いかはわかりませんが、気持ちがとても楽になりました。今はだんだん減ってきていますが、日本では3、4年生でインターンや就活をし、新卒で就職して、その仕事をずっと続けることが良いというような考え方が少なからずあります。私はこの考え方に縛られすぎていました。もちろんやりたいことを見つけて就活をして、同じ仕事を続けることも大切だと思います。でもこの考え方に縛られる必要は全くないと思います。やりたいことなんてすぐに見つかるものでもないし、見つかってもそれが職になるかどうかもわかりません。働いてみてなんか違うと感じることもたくさんあると思います。むしろ働いてみないと何もわかりません。なので今はやりたいことを探しに行くのではなく、とりあえずやってみて違うなと感じたらその時に考えればいいし、焦らなくても大丈夫なんだと思えるようになりました。とりあえずやってみるということの大切さを学びました。