Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2024年4月号 国際学部 M.S

現地の学生、友人について

 ハンガリーに来て8ヶ月が経過しました。最近は朝5時半には日が昇り、夜8時近くまで明るいです。そのせいか冬よりも1日が長く感じます。4月は天気がとても不安定でした。4月の最初の方は気温が30℃近くまで上がり夏日でしたが、4月後半になってからは10℃近くまで下がり冬に戻ったような寒さでした。私は風邪は引きませんでしたが、寮の友達は体調を崩した人が多かったです。

 私には前学期、または今学期にできた友達がありがたいことにたくさんいます。全員紹介すると長くなるので、何人か紹介します。前学期に特に仲良くしていた友達のうちの1人はスペイン人の友達です。彼女とは授業内で出会いました。1月にスペインに帰ってしまいましたが今でもたまに連絡を取り合っています。私がルームメイト関連で悩んでいたときに話を丁寧に聞いてくれたり、相談にのってくれました。また私は当時、精神的に疲れていたため「大丈夫だよ」という言葉にとても励まされ、救われました。彼女が帰国してしまう前に会おうと言っていたのですが、互いに予定が合わず会えませんでした。6月に私がバルセロナに旅行に行く予定で、そのときに彼女もバルセロナまで来てくれます。とても楽しみにしています。今学期できた友達はドイツ人や韓国人がいます。韓国人の友達とはよく寮内でおしゃべりしたりごはんを一緒に食べたりします。ルームメイトも韓国人なので、そのつながりで韓国人の友達がたくさんできました。韓国語を聞くことが多いためたまに韓国に来ているような気分になります。ドイツ人の友達とはブダペストのオペラを一緒に観に行ったりします。よくドイツと日本の大学生活や大学制度の違いについて話し、まったく違うことにびっくりします。

 

歯が折れた話

 私はハンガリーに来てから普段お酒を飲むことはほとんどないのですが、友達と一緒のときは飲みます。そのときはハンガリー人の友達と部屋でお酒を飲みながら楽しく会話していました。当時体調があまりよくなかった(貧血だった)ことと、ご飯を十分に食べずにお酒を飲んでしまい、ふらふら状態で顔ごと前に倒れてしまいました。わたしの不注意が原因ですが、お酒を飲んで倒れたことはなかったので自分でもびっくりしました。倒れたときに壁があり、そこに上の前歯ごとぶつかったせいで前歯が2本折れてしまいました。壁にぶつかった反動で頭も打ったため、念のために緊急病院に行きました。ハンガリー人の友達がずっと付き添ってくれて、医師に全部ハンガリー語で説明してくれたおかげで不安なく検査を受けられました。友達に感謝しています。その時は、CT検査と血液検査をされました。どちらとも異常なしでした。私は外国人であるため検査費用を払う必要があり(ハンガリー人はすべて無料)、後日その病院の口座に検査費用を振り込みました。ここだけは日本の病院と違うところで、検査や治療にかかった費用は病院の受付で支払うのではなく口座にそのままお金を振り込むかたちになります。

 また、歯が折れたため歯医者にも行きました。まず、予約なしで24時間対応の歯医者さんを訪れると、予約なしでも歯を診てもらえました。その歯医者さんでは2回に及ぶ歯の根幹治療を受けました。この歯医者さんは英語対応可で、英語で会話することはできましたが、医療用語がわからず少し不安でした。ブダペストに日本語ができるハンガリー人の歯科医師がいることをネットで知り、そこにメールを送りました。そこを訪れると、日本語が上手な男性の歯科医師さんがいらっしゃって、私の今後の歯の治療について日本語で丁寧に説明していただきました。やはり日本語のほうが理解しやすく、安心できます。合計4回の歯科治療を受け、新しい歯もつけてもらいました。日本ではないところで治療を受けることは初めてでたくさん不安もありましたが、完治してよかったです。

 

黄色い花畑(菜の花??)

ハンガリーの歯医者さん