Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2021年5月号 国際学部 Y.Y

①カルチャーショックについて

日本からオンラインで授業に参加しているので、日常生活におけるカルチャーショックは全く体験していません。授業中にはいくつかカルチャーショックを体験したので紹介します。

まず一つ目に、どの先生もとても気軽に話しかけてくれます。日本の大学だと、先生が授業前に全体の前で1人ずつと雑談をしている風景はあまり見られないと思います。しかし、フォンティスの先生方は沢山の受講者がいるオンライン授業のクラス内で、一人一人に近況や留学生活などについて質問をしてきます。また、受講者もそれに気軽に答えています。これには、日本のような敬語がないからかもしれませんが先生と受講者の関係がとてもフレンドリーなように感じました。

二つ目に、自国に対する理解度の高さです。Cultural Diversity Managementという授業の初回で、1人ずつ自分の出身地について簡単に紹介する時間が設けられました。みんな、食文化など以外にも、政治体制や経済的側面、さらに詳しく話した人は歴史的な部分までも触れて自国について紹介していました。私はというと、彼らに比べると自国に対する知識も乏しく、それを詳しく紹介する英語力もないので、簡単に短時間でしか日本について紹介することができませんでした。それでもみんな日本という国に対して興味は持ってくれましたが、もっと詳しく説明できたらと、悔しい思いをしました。

 

②英語力

私がオンライン留学しているフォンティス応用科学大学は、IELTSのoverallが5.5推奨の大学です。これは私の体感ですが、授業は全て英語で行い、専門用語等も扱うため、英語を日常会話以上のレベルで話せたり聞けたりしないと、結構厳しいかなと思います。実際、私も毎回の授業でだいぶ痛い目をみています。質問されてもそれの意味が理解できなかったり、テンパってしまったりで何度も聞き返してしまっています。しかし幸運なことに、先生方や他の受講者のみんながとても優しいので嫌な顔せず、優しい文法でゆっくり言い直してくれます。つたない英語でも、授業後に質問すれば何度でも教えてくれますし、後日メールした際も詳しく丁寧に教えてくれます。私の場合、周りに恵まれていただけかも知れませんが、英語を話したり聞いたりする力が完璧ではなくても、諦めずに行動すればなんとかなることが多かったです。英語に自信がないので恐る恐る話していたのも、堂々と話すようになっただけで通じたこともありました。もっと留学前に英語力を身につけたかったと後悔もありますが、諦めないことと堂々とすることの大切さを知ることができました。