Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2023年4月号 国際学部 S.A

カルチャーショックについて

 今回は私がオランダ生活で実感したカルチャーショックについてお伝えしようと思います。私はオランダに来る前は海外に行ったことがなく、オランダに来てすぐの頃はすべてに驚いていたことを覚えています。

 まず初めに感じたことは公共交通機関の違いでした。オランダの電車は他のヨーロッパの国に比べるとまだまともだと思いますが、すぐにキャンセルされたり、遅延があったりすることに驚きました。さらに20分ほどの距離でも約1500円かかるなど、本当に高く感じました。

 次にオランダ人の背の高さに驚きました。オランダ人の背の高さは世界一といわれており、平均身長が男性で約185cm、女性で約170cmといわれています。私の身長は176cmで日本では決して低くないですが、オランダの人ごみの中に行くと、2m近くある人もいたり、お年寄りの女性でも私より背が高かったりするのが、今でも驚きます。

 最後は、授業態度の違いです。ヨーロッパ人の留学生は、授業中によく発言したり、わからないことがあればすぐに先生に質問したりしています。さらに居眠りをしている学生は見たことがなく、みんな真面目に授業内容に取り組んでいる印象です。一方、遅刻する人がおおかったり、 授業中にご飯を食べたりしていることも印象に残りましたが、先生はまじめに取り組んでさえいれば気にしないといった様子でした。

 他にも様々なことに日々カルチャーショックを感じ、オランダは日本に比べて気楽にのんびり過ごしている印象を受けたと同時に、日本のすばらしさを実感しています。

 

King’s Dayについて

 オランダにはKing’s Dayという祝日が毎年4月27日にあります。その日はオランダ国王の誕生を祝う日ですが、国中がお祭りのような感じになります。皆がオレンジ色の服やアクセサリーを身に着け、様々な場所でDJイベントが行われたり、フリーマーケットが行われたりしています。その日だけでなく、その前日から前夜祭という形で音楽やお酒を楽しんで騒いでいました。オランダにはこのようなお祭りのような日が数々あり、オランダ人はお酒や音楽で騒ぐのが本当に好きなのだと感じました。私が住んでいるEindhovenはオランダ第5の都市であり、南部最大の都市のため、非常に大々的にその日が祝われていました。首都のAmsterdamでは、運河にボートを出して、そこで騒いでいたりするそうです。

 個人的にはとても楽しいイベントだと感じましたが、まともに歩くことも困難なほど混雑するので、人ごみやお酒、音楽で盛り上がることが苦手な人にとってはあまり楽しめるイベントではないかもしれません。ですが、オレンジ色に染まった街や盛り上がっている人々を見るだけでも面白いと思うので、オランダに留学をする人は街に出てみることをお勧めします。

飲み屋街 オレンジ色のグッズ売り場 イベント会場