① 授業紹介
マンスリーレポート11月号の授業紹介にて、Fontys IBCプログラムには4つの学問分野
・Strategic Design
・Organizations & Behavior
・International Business
・Business Skills and Languages
があると話しました。
そしてその時は『Strategic Design』分野から2教科紹介しました。
ですので今回は『International Business』分野から2教科紹介したいと思います。
私が留学中に履修した講義の中で特に印象深かったのが、「International Corporate Finance」と「Information Management」という2つの授業です。
「International Corporate Finance」では、企業の投資判断や買収戦略における意思決定の基礎となる財務的な考え方を学びました。
授業ではキャッシュフローの算出方法や投資案件の比較分析手法について実践的に取り扱い、最終的には上場企業を想定した買収提案の作成に取り組みました。
教授は非常にユニークな方で、最近トヨタの新車を購入したことを嬉しそうに語る姿が印象的でした。学生数は10人未満と少人数で、毎回の講義で課される宿題を丁寧に解説してくれるスタイルが特徴です。
講義数は少なめでしたが、Excelを用いたグループでの計算課題など、実践的な内容が詰まった濃密な授業でした。
「Information Management」は、情報がいかにして組織の価値創造に貢献するかを多面的に探求する講義です。
データの扱い方に加え、情報が意思決定やオペレーションに与える影響についても深く学びました。
教授はソフトウェアエンジニア出身の女性で、毎回独特なファッションを披露しており、中でもリカちゃん人形のようなイヤリングには目を奪われ、話が頭に入らなかったこともありました。
プレゼンテーション、インフォグラフィック制作、ダッシュボード作成、ローコードによるアプリ開発など、最も課題量の多い講義でしたが、少人数クラスであったため疑問点をすぐに相談できる環境が整っており、非常に助けられました。
最終課題ではこれらの成果物をまとめたポートフォリオを提出することで、情報と価値創造のつながりを実感する機会となりました。
② オランダで髪を切る
オランダに来てからも、日本と同じように2か月に一度のペースで髪を切っていました。
通っていたのは大学のすぐそばにあるローカルな理髪店で、友人に誘われて初めて訪れたのがきっかけです。
カットは一律20ユーロで価格としては良心的な方だと思います。
Googleのレビューも比較的高く、特に値段とフレンドリーな接客態度について評価されていました。
実際に何度か利用してみましたが、私自身も不満に思ったことは一度もありませんでした。
ヨーロッパの散髪文化には、いくつか日本と異なる点が見られます。
まず、予約なしでふらっと立ち寄れる「バーバー(理髪店)」の存在が多く、どちらかといえば男性向けのシンプルで効率的なサービスが主流です。シャンプーなし、ドライカットのみというスタイルも一般的で、日本の美容院のような細かなカウンセリングや仕上げの繊細さはあまり期待できません。その分、気軽でコスパ重視、という感覚で利用されています。
もちろん、もう少し髪にこだわりたい方には、予約制の美容院(hair salon)もちゃんとあります。
そうした場所では日本と変わらないレベルのサービスが受けられますが、料金はもちろん高めです。
私の場合はそこまでのこだわりがなかったため、地元密着型のバーバーで十分満足できましたが、好みや髪質によってはきちんと自分に合ったお店を探すのが大切だと思います。