Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハートフォードシャー大学
2024年2月号 国際学部 N.M

 

試験について

 ここでは成績評価の方法とその詳細をお伝えしようと思います。基本的には日本の大学と同じで、レポート、プレゼンテーション、ペーパーテストが主流です。私個人の印象ですが、レポートとプレゼンテーションが最も多く、紙でのテストは珍しい方かと思います。もちろん授業にもよりますが、レポートの文字数は英語で1500字~なのでワードのページで換算すると少なくとも3ページ分はしっかりと書く必要があります。ハートフォードシャー大学でも龍谷大学と同じようにオンラインで図書館の資料を閲覧することができるので、レポートは授業の内容に加えて図書館の資料と共に進められます。

 プレゼンテーションについてですが、グループワークでの活動になります。グループ内で話し合い、スライドを用意し授業で発表する、これもまた皆さんが経験したことがあるような形です。しかし、グループワークはレポート課題よりも少し難しい部分があると考えています。授業の時間内にしっかりと話し合い、計画を立てないと課題が進まないですし、中々連絡が取れない方もいるのでそういった面で苦労しました。

 授業の期間が終わると、1~2週間ほどのテスト週間があります。この期間にテストがあるかどうかは授業によるので履修前に確認が必要です。また、海外の大学は授業の進むスピードが日本と比べると速いのでテスト範囲も広大で勉強が大変です。なるべく早めにテスト勉強を始めることを推奨します。

 

 

英語力向上のための環境づくり

 交換留学とはいえ、誰もが英語力を伸ばしたいと考えていると思います。そこで英語力を向上させる環境づくりについてお話します。まず結論から言うと、留学に行けば英語が話せるようになる、運用できるようになるという考えは捨てるべきです。日本にいる時よりも英語に触れる機会はもちろん多くなるのである程度は英語に慣れますが、ある程度です。成長は止まります。なので自身で勉強したり、話す機会を意識的に作る必要があります。英語学習へのアプローチは人によって異なり、絶対的な学習方法はありませんが、参考までに私がイギリスで行っている学習をお伝えしたいと思います。

・日本で買った英単語帳

・海外ドラマ

・大学の食堂で初対面の学生に話しかける

・就寝前の英語日記

 このように授業以外の時間を工夫し「英語」の勉強も毎日欠かさず行っています。授業については語学留学ではないので、自身の選んだ分野を英語で学ぶ形になります。よって、英語力を磨こうという意識がなければ向上は難しいかと思います。なので私は皆さんに英語の教材を持っていくことをお勧めしますし、授業以外での交流の場を大切にしてほしいと思います。留学に関して不安もあるかと思いますが、一度きりの機会ですので後悔しないように計画的に学習を進めましょう。