Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カトヴィツェ経済大学
2022年 12月号 国際学部 J.M

1.授業紹介

自身が現在履修している授業はFundamentals of Economics やポーランド語他にはInternational tourism、Marketingなどがあります。ここでの授業は日本では大きく違い、2週間に一回のみの開講や一回の授業が4時間半や3時間あることもザラにあります。Fundamentals of Economicsは経済の基礎的な知識から専門的な用語まで様々な事を学びました。日本語で既に理解している専門用語は簡単に理解することが出来ましたが、自身のボキャブラリーにない専門用語を英語で学ぶ事はしんどかったです。また期末試験はペーパーテストで行われたのですが、用語を埋めていくだけの様なテストではなく自身の意見を記述する問題や現在のポーランド経済に関する問題も出題されたのでかなり苦戦したと自身の中では感じていたのですが、蓋を開けてみると80%以上は取れていた様でした。どの様な成績になるのかはわかりませんが楽しみに待っていたいと思います。ポーランド語の授業ではかなり苦戦しています。簡単な挨拶や会話であれば既に習得済みですが、ヨーロッパの言語特有の女性名詞や男性名詞の使い分けやポーランド語特有の発音がとても難しいです。1月には多くのテストやプレゼンテーション(ポーランド語でのプレゼンテーションも含む)があるので、もう一度気を引き締めて各試験に臨みたいと感じています。

2.訪れた国

自身がポーランドに滞在し始めてから訪れた国はオランダです。オランダはロッテルダムとデン・ハーグを中心に観光しました。デン・ハーグに日本人の友達が留学生として滞在しておりオランダを案内してもらいました。オランダ滞在中の印象は人種の多様性、高い物価、アムステルダム空港での混雑具合です。カトヴィツウェでは本当にアフリカ系やアジア系の人は少数派で街にを歩いていても殆ど目にする事がありません。なので、ポーランド 人の子どもたちは自分の顔を珍しそうに見たりします。人種差別がどうという問題ではなく、それぐらい珍しいのです。しかし、オランダでは中華街があり、本格的な中華料理を楽しむ事ができたり、明らかに留学生ではないアフリカ系の人たちがいました。また物価の違いは本当に驚きました。ポーランドとオランダの物価を比較すると1.5倍から2倍ほどオランダの方が高く、ここで生活することは出来ないと感じる程でした。それだけでなく、アムステルダムの空港では4時間前に空港に行き搭乗手続きをしないといけないぐらい混雑しており、従業員が足りていない状況でした。初めはこの状況が信じられませんでしたが、実際空港に到着してから長蛇の列を見た時の絶望感は今でも忘れる事はありません。実際3時間程は立ちながら待ち続けやっと搭乗できたのも今となっては良い思い出です。建国の歴史、自国の文化、各国との関係によってかなり国内の状況が変化するヨーロッパの国々は自身の肌と目で感じる価値があると確信しました。