Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カトヴィツェ経済大学
2022年11月号 国際学部 R.M

環境について

今回は大学について紹介します。
この大学は経済大学なので、ほとんどが経済、ビジネス、マーケティングに関連する科目になっています。それに加えて、ポーランド語やビジネス英語などの言語科目が受講可能です。ポーランド語ですが、帰国後に単位交換は出来ないので、ポーランド語への理解を深める目的の人のみの受講をおすすめします。私も受講していますが、非常に複雑な言語で、日本語が母国語の私たちにとっては、1セメスター、または1年でも言語習得は期待できません。ただ、少人数クラスなので質問しやすい環境ではあり、簡単な挨拶や、数字、文法の仕組みなど基本を学びたい方にはいい機会になるかもしれません。
次に大学の施設についてですが、龍谷大学に比べると大規模な大学とは言えません。図書館もそこまで大きくありません。しかしそこにもメリットもあります。少人数クラスが多いことで、クラスメイトや教授との距離が近いという点です。大講義室で一方的に授業を聞く日本の大学の基本的なスタイルに比べるとディスカッションに適した教室になっています。そして、日本人を含めアジア人がほぼいないという環境があるという点です。日本語を使う機会を減らすことで言語能力の向上に力を入れることができます。ヨーロッパへの交換留学を志す人に授業についての助言があるとすれば、Google document やGoogle slide の使い方をマスターしておくことです。私が知る限りでは少なくともヨーロッパ圏ではwordやパワーポイントを活用している大学は少ないと思います。私は苦労しています。
1階には留学生をサポートしてくれるwelcome point と呼ばれるスペースあるので、留学生活に関わることならなんでも質問することができます。いくつか椅子と机もあり、コーヒーも飲めるので空きコマをそこで過ごすこともあります。

 

ポーランドの気候

続いてポーランドの気候について紹介ます。9月10月は、日本より寒いというだけでそこまで差を感じることなく、太陽も見え、気温も想像よりは暖かいという印象でした。室内は暖かく、路面電車で移動していたので、アウター無しで学校に行くこともしばしばありました。しかし、11月に入ると気温も0℃前後と一気に冷え込み、曇りの日が続いています。日が落ちるのもだんだん早くなり、ストレスを感じる毎日です。低気圧に弱い人は頭痛薬が必須です。一方で街ではクリスマス気分が高まり、煌びやかに飾り付けがされ始めました。中心街のクリスマスマーケットは大人気で、この街の人々のクリスマスに対する高揚感が伺えます。大規模なクリスマスマーケットではないようですが、観覧車が設置され、コンサートができる特設ステージなど、十分に楽しむことができます。ホットワインが人気で、週末は行列ができます。12月1月はもっと冷え込むそうなので、ヒートテックや防寒具を揃えておくと良いと思います。また、冬用のブーツを購入する人を多く見かけるので、雪と底冷えに備える必要があると実感しました。