Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カトヴィツェ経済大学
2022年10月号 国際学部 R.M

オリエンテーションについて

カトヴィツェ経済大学のオリエンテーション期間について記したいと思います。

この大学は他の提携大学に比べて、学期がはじまるのが遅く9月末からのスタートでした。そしてその学期がはじまる前にオリエンテーションと呼ばれる留学生同士の親睦を深めることを目的とした期間が一週間設けられています。

最初の日は、学校の紹介や校内の散策などを含む説明会が行われます。校舎が多く、離れた場所にある建物もあるので、この日の説明をきちんと聞いていないと授業が始まった時に非常に困ります。この説明会でほぼ全ての建物を案内してくれるのできちんと覚えておくことが重要です。その後の一週間は美術館やプラネタリウムに行ったり、パーティや夕食を食べに行くなど友達を作るチャンスが多くあります。渡航前に、大学からwhatsappというチャットアプリの留学生用のグループのリンクが送られてきているはずなので、そこに入っていれば全てのイベントを逃さず参加することができます。多くのイベントが開催されており、自由参加ではありますが、積極的に参加していろんな人に話しかけることで、留学生活をより豊かにすることができると思います。また、unibuddyという留学生をサポートしてくれる現地の学生がおり、彼らと友達になると学校や街のことを相談できるので、留学生に限らず交流を深めることをおすすめします。

 

カトヴィツェにきて驚いたこと

この街に来て驚いたことがいくつかあるので、それについて記したいと思います。

Katowiceというこの街は、ポーランドで3、4番目に栄えている都市です。そんなに大きな街ではないですが、交通の便が良く、コンビニやスーパー、ショッピングモール、学校などほとんどの施設が徒歩圏内にあります。私がここに来て最も驚いたことは、アジア人の少なさです。ヨーロッパに交換留学中の友人が何人かいるのですが、彼らの話を聞いているともう少しアジア人がいるのかと考えていたのですが、ほぼいません。まず大学の規模がそんなに大きくはないので、留学生の中でも日本人は龍谷大学から2人のみです。そして知っている限りでアジア人は、5人以下だと思います。街を歩いていてもアジア人を見る機会はとても少ないです。ですので、日本人が少ない環境で学びたいという人にはとてもおすすめできる大学です。

そして次に物価の安さです。ポーランドはヨーロッパの中でも物価が安い国の一つです。現地の人に聞いたところ、特にKatowiceは物価が安いらしいです。その上、便利なので住みやすい都市だと思います。スーパーだけでなく、コンビニや交通費なども高くないので、生活費を抑えることができます。一方で日本にも進出している洋服ブランド(zara, h&mなど)や雑貨などは日本の価格とあまり変わらないような印象です。衣類は古着屋で購入すれば費用を抑えられるのでおすすめです。そして、ほぼ全ての場所でクレジットカードが利用できたり、交通機関の支払いも電子化されていたりと、現金がなくても生活できます。

最後に、治安についてです。渡航前はロシアとウクライナの戦争の影響や物価の安さから治安が良くないのではないかという懸念があったのですが、約1ヶ月生活してみて比較的に安全な街であると感じます。鞄をおいて遊んだり、夜遅くに帰宅する人も普通にいます。それくらい安全であるというだけで、注意するに越したことはありません。あくまで私の経験に基づいて記しているので、楽観的に捉えすぎることは良くないですが、そこまで怯える必要はないかと思います。また、Tramと呼ばれる路面電車が夜遅くまで動いているので、それを利用することで安全に帰宅することもでき、終電がある日本とは大きな違いです。文化が違うために、パーティやダンス・歌が好きな若者が多いので、夜遅くにそういう人々が街で騒いでいる場面はありますが、生活する上で危険な目にあったことはまだありません。

今後、生活をしていく上で、気づいたことや環境の変化にともない新しい発見などがあれば、また別のレポートで追って紹介します。