Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年12-1月号 国際文化学部 Y.S

リネウス大学にも、龍谷大学とほぼ同じ期間で冬期休暇があります。取っている授業によって期間にばらつきはあるのですが、私の場合は12月20日~1月8日まで冬休みでした。休暇を利用して旅行に行く学生や、ヨーロッパからの留学生はクリスマスに故郷に帰ったりするのでこの期間中、大学内や寮は閑散としていました。私の寮は1フロアに13個部屋があるのですが、残っていたのは私を含め3~4人ほどでした。私も休暇を利用してストックホルムとロンドンに旅行に行きました。

ストックホルムはスウェーデンの首都なのですが今回初めて行きました。ヨーロッパでは、11月末~12月のクリスマス前日までほとんどの都市でクリスマスマーケットという市が開催されます。ドイツやオーストリアのマーケットは有名で、観光客で賑わいますが、ストックホルムでも何ヵ所かマーケットが出ており、クリスマス直前に旅行したのでガムラスタン(旧市街)のクリスマスマーケットなどを訪れることができました。ストックホルムは北欧最大の人口を誇る首都で、大小様々ないくつもの島から成っているため、“水の都”“北欧のヴェネツィア”と呼ばれ、非常に綺麗な街です。特に魔女の宅急便のモデルになったガムラスタン(旧市街)は、石畳の道にヨーロッパらしい街並みで可愛いお店や喫茶店が並んでいてとても素敵な街でした。雪景色でないストックホルムも見てみたいので、春になったらまた訪れたいと思います。ロンドンは、年明けすぐに行き、3日間滞在しました。ロンドンではウェストミンスター寺院や大英博物館などの観光名所をまわったり、クリスマス後のセールが続いていたのでショッピング街で買い物を楽しんだりしました。大英博物館は話に聞いていた通りとても広くて見るものがたくさんあったのでほぼ一日かけて見て回りました。世界史の教科書に出てきたミイラや、ロゼッタストーンといった有名な展示物がたくさんあるのに入場料が無料というのに驚きました。また、ロンドンは大都会なので人の多さと日本人の多さにびっくりしました。ベクショーではあまり日本食が手に入らないのですが、ロンドンで訪れた日本食マーケットでは色んな調味料や日本のお菓子、お酒などが売っていてさながら日本のようでした。ロンドンは地下鉄やバスが発達していて移動はとてもしやすく、なによりわかりやすかったです。特に危険な目に会うこともありませんでした。しかしこの冬休みに他の国に旅行に行った友達の話を聞くと、アイフォンや電子辞書などの電子機器を盗られたという話も良く聞くので旅行先に関係なく注意は必要だと思いました。

大学公式の冬休みはこの19日間だけなのですが、授業のとり方によっては12月上旬~休みができる人もいるので休みを利用して1か月ほどかけてヨーロッパ中を旅行した友達もいました。クリスマスや年末年始はどうしても航空券やホテルの値段が上がってしまうので、旅行したいなら授業をうまくとって1か月ほど自分で休みを作るといいと思います。私は授業を選択する際に授業内容だけで決め、開講期間を気にしなかったので休みをつくることができませんでした。それに私の場合、冬休み明けの9日にペーパー提出とセミナーがあったのですが、年が明けても全然進んでいなかったので旅行先にもパソコンを持っていきました。しかし1日観光して帰ったら疲れて寝てしまうか友達とおしゃべりして終わってしまうので持って行った意味はほとんどなく、結局旅行から帰ったその日と次の日で部屋に籠って終わらせました。図書館も開いているのですが、こちらの図書館は日本の図書館と違って飲食OKディスカッションOKなのでいつもざわざわしています。私は静かなところでしか集中できないタイプなので、あまり図書館は利用せず部屋で勉強しています。