冬期休暇について
リネウス大学の冬期休暇はクリスマスから年始にかけての2週間ほどで日本とだいたい同じ期間の休みがあります。授業の関係で休みの期間は人によって違い、僕は12月の頭に取っていた授業が終わったので周りの人よりも一足先に冬休みに突入しました。このシーズンはたくさんのイベントがあってとても印象に残る特別な休暇になりました。
~中欧ヨーロッパ一人旅~
みんなより早く授業が終わった私は暇を持て余していたのであまり計画を立てないまま中欧ヨーロッパに一人旅することにしました。一人旅出発当日に訪れる各都市の宿の予約だけして、ハンガリー、オーストリア、チェコ、ポーランドの4カ国を11日間かけて旅行しました。このシーズンはクリスマス前ということもあって、どこの国もクリスマスマーケットがあちこちで開催されていて賑やかな雰囲気が漂っており改めて自分がヨーロッパという異文化の地にいるのだなと感じました。一ヶ国目のハンガリーは首都のブダペストに行きました。ここブダペストはヨーロッパの中でも数少ない温泉があり、留学に来てからシャワーしかなく湯船が恋しかった私はどうしても湯船に浸かりたかったのでここを訪れました。温泉は言うまでもなく最高でした。ブダペストは温泉以外にも思い出は多く、カナダ人とトルコ人ととても仲良くなりいろいろな名所を一緒に行ったり、文化や価値観の違いなど様々なことを話したりと非常に記憶に残る国になりました。三ヶ国目のチェコは首都のプラハへ行きました。プラハは中世からの歴史的建物が多く石畳の道も多く自分のイメージする“ヨーロッパ”そのものでした。Free tourという街を無料でガイドしてくれる慈善団体のツアーに参加しプラハ城、カレル橋、旧市庁舎の天文時計、旧市街地の歴史や逸話を聞き非常に充実した時間でした。ビールはドイツといったイメージを持っている方が多いと思いますが、ビールの一人当たりの年間消費量は実はチェコが一番で、またおいしいものが多いです。ここでガイドさんが言っていた印象的なことは、チェコ人はビールを四六時中飲んでいるからみんなお腹がぽっこりでていてビール腹でサンタクロースみたいな体型をしていると言っていて、周りを見渡したら確かにそういう人が多く、実際にチェコ人の友達もまた当てはまったのでとても共感しました。泊っていたホステルでディナーパティーがあり、誘われて行ってみるとそこで私の地元の隣町に住んでいるという日本人に会ってびっくりしました。まさかプラハで日本の地元トークに花が咲くとは思ってなかったです。また、同時に世界は狭いなと思いました。
今回の一人旅で改めて感じたことは、観光地だけを見て回るのも面白いですが、やはりいろんな人との出会いや交流が大切で、またより記憶に残るものだなと感じました。いろんな人と交流した都市の方が楽しく良い印象があり、ただ観光地を見て回った都市はあまり強い印象がありません。計画も十分しないまま旅行に来てしまいましたが、大きいトラブルもなく楽しく過ごせたので良かったです。ただし、教訓も多少ありました。無理して早朝6時のバスのチケットを2度取り、そして2度もバスを逃してしまってお金も時間も無駄にしてしまったことなどです。今後計画は自分の実行可能な範囲で立てるようにしようと思います。
~クリスマス~
クリスマス前に中欧ヨーロッパからVaxjoに帰ってきたら寮の同じフロアの友達はほとんど実家に頼まれてサンタクロースになりきっていました。バディにはかわいい3歳の息子がいるので、私も潔く役を引き受けて楽しくサンタクロースをやらしていただきました。驚いたことはプレゼントの数が多いことです。一人っ子ということもあるせいか軽く20個は超えていました。人生にそんな大量にプレゼント貰ったことないのでちょっとうらやましかったです。。。
クリスマスと元旦は日本では決して味わえない過ごし方をしたのでいい思い出になりました。いつの間にか留学も折り返し地点に来て残すところ5か月なので今後も気を引き締めて日々大事にして過ごしていきたいと思います。