Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2013年2月号 経済学部 R.N

 

授業紹介②(受講している科目について)

私は現在Intercultural Understanding and Competenceというスウェーデンの社会保障を学ぶことができる授業を受講しています。この授業では、スウェーデンの教育制度をディスカッション中心に授業が行われます。スウェーデンにおける小学校、中学校、高校の授業のカリキュラムがどのようなシステムになっているのか分析し、それについて自分の国とどう違うのかディスカッションやプレゼンなどで発表します。これまでの授業で、日本の教育システムとスウェーデンとの違いについてプレゼンしました。さらに、この科目では、スウェーデンの小学校に行き、授業風景や生徒の様子を実際に体験するということができます。私はまだ小学校には行っていませんが、そういった体験ができることは貴重ですのでしっかり学びたいと思います。 また、教育だけでなく、男女の就職率や医療制度など、スウェーデンの社会保障のシステムなども勉強します。例えば、日本の女性は結婚すると、退職して専業主婦になる率が高くなるのでM字カーブが存在しますが、ここスウェーデンではそのような現象は極端に低いです。これは育児休暇などの結婚後の制度がしっかりしていることにも影響しており、日本とどのように違うのか、実際に社会保障の下で暮らしている教授から勉強することができます。これも、クラスでディスカッションをして各国の留学生の社会保障はどうであるのか、発表し合います。

 

余暇の過ごし方

私は現在、週3回の授業をこなしており、それ以外の日は授業がなく自分の時間が多くある方だと思います。授業の課題やプレゼンの準備などで、その4日間あるうちの半分ほどを使いますが、それ以外は読書をしたり、ジムへ行って体を動かしたり、友人とバスケットボールやサッカーなどの球技をしたり、また、フレンドファミリーと食事をしたりと、有意義に過ごしています。Linnaeus大学の図書館には様々な種類の本を閲覧することができ、また言語も英語のものが多く、リーディングの勉強にもなりますし英語でたくさんの本を読むことができます。ジムについてですが、龍谷大学のように無料ではなく、通常のジムのようにお金を払わなければなりません。私は寮の友人と週に何回か通っています。また。ジムの隣の建物が体育館で、週1回バスケットボールやサッカーなどのスポーツをしています。スポーツを通して、友人との仲がより深まりますのでなるべく参加するようにしています。また、フレンドファミリーという、ここの地域に住む人とLinnaeus大学の学生をマッチングしてくれるプログラムがあるのですが、そのプログラムを通して知り合った家族の方たちと一緒にスポーツ観戦や食事をよくします。スウェーデンではアイスホッケーが人気のスポーツでテレビでもよく放送されているため、家に招待してもらい、食事をしながらアイスホッケーの試合を観戦しています。

 

スウェーデン人について

スウェーデン人は、性格がおだやかで親切なイメージですが、実際にスウェーデンに来てその通りだと感じました。9月の初めはスウェーデンに来て間もなかったため、道がわからず地図を見て目的地を探していたのですが、その時に近くを歩いていたスウェーデン人が道を教えてくれ助けてくれるということが何度もありました、また、バスでの体験として、場所がわからないときは運転手が目的地に着いたら声をかけてくれます。このようにスウェーデン人は人種に関係なく人当たりが良いです。また、日本は幼少時代からCollectivismが重要視され、協力しあう力が強いですが、スウェーデンでもバスや電車などの公共機関を通して同じように感じました。また、おだやかな性格であるがために、たびたび他の国の留学生からは内向的だと思われているようです。他の国の学生からみればそう思うのかもしれませんが、私は親切で愛想が良いと感じ、スウェーデン人の学生ととても仲良くなることができました。