Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年2月号 国際文化学部 N.Y

◎授業紹介

何度かマンスリーレポートでも書いていますが、基本的にリネウス大学(スウェーデンのほかの大学のシステムはわかりませんが)は日本の大学とは全く違ったシステムなので授業の頻度や時間数、内容などは完全に各授業によって異なります。私は今学期4つの授業を登録していますが、ひとつ終われば次の授業が始まるようにとっています。ですから今は2つ目の授業の中盤です。このように人それぞれ自分のやり方で“この期間は授業を入れないでおこう”や“この授業は回数が少ないからもう一つ授業を入れよう”など決定できます。しかし、それは学期が始まる前に登録していますので、もし変更したくてもその授業が定員いっぱいだったりしたら、取れません。また、夜や夕方にやるコースもあるので自分の生活に合わせて授業を組むことも出来ます。

 

◎余暇の過ごし方

上記したように、休みは自分の授業のスケジュールしだいなので人によってもバラバラです。夏休みは長くありますが、日本のように春休みはありません。ですので、今のシーズンもスウェーデンの学生は普通に学校に行っています。新しい授業に変わるときも日にちが被っていたり、2週間空いていたりバラバラなのでその間に旅行に行く日程を組んだり、ちょっと遠出をして遊びに行ったりして過ごしています。先日は日本から高校の時の友達が遊びに来ていたので、みんなでフィンランドのロバニエミに行ってサンタクロース村とヘルシンキに、スウェーデンに戻ってきてストックホルムに行ってからVaxjoに帰ってきました。以前も述べましたが、ヨーロッパは格安航空会社がたくさんあるので国から国への移動は日本で新幹線に乗るより遥かに安く、旅行に行くのも簡単です。ですので、Vaxjoでも生活はできる限り節制して、なるべくヨーロッパ諸国を巡り、貴重な時間を過ごしたいと思っています。

 

◎オーロラの旅

スウェーデンでは北の方に行くとラップランドと言ってオーロラを見ることが出来ます。私が住んでいるVaxjoはデンマークに近く、スウェーデンでは南部の地区ですのでオーロラを見ることは大変難しいです。そのため、学生委員会などがオーロラツアーを計画してくれたりしますが、私は今回個人的にスウェーデン最北端の地「Abisko」にオーロラを観測しに行きました。同じく日本から留学している友達が誘ってくれたので、電車で行くことにしました。VaxjoからStockholmまで電車で約4時間、そこから寝台列車で一路Abiskoを目指します。その間約12時間、寝ていたらあっという間に着きました。そこは、夏は白夜になり、冬は太陽が全く上がらなくなります。空気はとても澄んでいて、夜空を眺めると満点の星空が見えます。本当に地球が丸いのを感じることが出来ますし、星が手に取れるほど近く感じます。私たちはAbiskoに三泊したのですが、あいにく最初の2日間は天気が悪くオーロラを見ることができませんでした。最終日も強風の為、観測所に行くリフトが運行中止になり諦めかけたのですが、最後の最後にグリーンのカーテンが姿を現してくれました。本当に言葉では表すことが出来ないほど美しく、写真で見るものとは全く違うものでした。寒い中を何時間も耐えたかいがありましたし、とてつもなく感動しました。