Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年2月号 文学部 M.K 

・授業紹介

今回のセメスターでは3つの授業をとっています。今は2つが同時進行で進んでいます。1つがsocial workといって、社会学について学んでいます。私は文学部なので一般教養科目でも社会学関係の授業をとったことがなく、この授業ではじめて学ぶ分野で、もちろん授業は英語なのですごくわかりにくいです。あまり興味もなく、スウェーデンは社会福祉の国だからなんとなくとってみようという感じで選んだので、もうちょっとしっかり考えて授業を選んだらよかったと思いました。1か月でテストも終わってしまうという短期間の授業ですが、読まないといけない本のページ数が合計1500ページで、テストの内容が全部そこから出ます。この授業のテストは4時間かけて、持込み不可で自分の知識だけでエッセイを書くいうテストです。全部読めるかはわからないけど、できるだけ読んでみようと思いました。

もう一つの授業は、長靴下のピッピという子供向けの本の作者’Astrid Lindgren’という、スウェーデン人の作家が書いた本を使って子ども文学のことを学んでゆく授業です。この授業は約3か月で終わる授業ですが、1週間か2週間に一回くらいしかなく、ほとんど自主学習みたいな感じです。週ごとに読む本が決められていて、それを読んで授業で、だいたい4人くらいのグループに分けられてディスカッションをします。本の内容がわかってないとディスカッションに参加できないので毎週少しずつ読むようにしています。子供向けの本なので内容はかんたんですが、それぞれの参考文献も読まないといけないので少し大変です。この授業のテストは、エッセイではなくて、3時間かけて国語のテストみたいな、内容理解を確認するようなテストです。

3つ目は、まだ始まっていないですが二つめの授業と似ていて、何冊かの決められた文献を読んでグループワークをするという授業です。テストは、英語の文法などが問題になったものと、あと、オーラルテストというのがあって、まだ受けたことのないテストなのでよくわかりませんが、また授業が始まったら説明されるとおもいます。

・余暇の過ごし方

たいていの人は少し長い余暇があれば短い旅行に行ったりしますが、私はあまり電車に乗って遠くに行ったりすることはありません。でも前のセメスターで帰ってしまった友達に自転車をもらったので、晴れてる日はたまに町に出かけたりします。最近は雪も完全に溶けて、春みたいに毎日晴れていますが、ちょっと前までは一回積もった雪が2.3週間くらい解けずに残っていて、地面も凍っていて、自転車で滑りそうな時がありましたが、街のほうの図書館に本を借りたり返したりしないといけなかったので何回か町へ行く機会がありました。景色がすごくきれいで、湖は凍っていて、普通に湖の上を歩いているおばあさんや、スケートをしている人もいて見ているだけで面白かったです。私も歩こうとしましたが怖くてあきらめました。街へ行く以外には寮の子とご飯を食べたり、自分の部屋で映画やドラマを見たりしています。あとは授業で必要な本を読んだり、たまにお菓子を作ったりしています。ここに来てからは働くことを一切していないので、帰ったら一気に忙しくなるんだろうなと思いながらゆっくり過ごしています。

・食生活について

今まで自炊したことがなく、料理をすることもめったになかったので行く前は心配でしたが、いざこうなってみると何とかなるもんだと実感しました。でも、日本だったらお弁当とか、お惣菜とか、レトルトとか、簡単にできるものがいっぱいあるけど、ここはあんまりそういうのがありません。冷凍の食事はあるけど、私はあんまりおいしいと感じませんでした。だから、食材をかって、自分で作らないといけません。栄養とかも考えないといけませんが、野菜を適当にとってれば大丈夫だと思います。毎日毎日面倒ですが、食べなかったら元気がなくなったり、すぐに体調が悪くなったり気分もかわってくるので、食は生活していくうえですごく大切だと実感しました。