Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年9月号 社会学部 M.I

 

<オリエンテーションについて>

今学期のオリエンテーションは8月末に行われました。内容は大学紹介や履修登録、スウェーデンについて、生活上の危機管理など多岐にわたりました。その数日後、スウェーデンの中心街を案内してくれるバスツアー(無料)や生活用品を買いそろえるためのバスツアー(有料)、学生団体による新入生歓迎イベントなど1~2週間の間に様々なイベントが開催されます。これらのイベントを通じて、ベクショー市内・リネウス大学について多少は把握でき、生活上必要最低限の物を揃えることもできるので、体力に余裕があればなるべく多くのイベントに参加することをお勧めします。

 

<環境について>

①ベクショー:リネウス大学があるベクショーという町は、一言でいうととてものどかです。また、ベクショーはスウェーデンの中で最も緑の多い街として知られています。そのため、自然の中に街があるという感じで、中心街や大学内もほどん度が緑で覆われています。

②大学:リネウス大学来て最初に驚いたことは、学内にお城があることでした。これは世界中でも大変珍しいようです。また、牧場やアンティークショップ、美容院、パブなど日本の大学内ではあまり馴染みのない施設も沢山あります。そして、大学のすぐ近くには大きな湖があり、学生や地元の人々がジョギングやサイクリングなどを楽しんでいます。

③寮生活:大学の量は学内・学外にあります。部屋の種類は様々で、どの寮に振り分けられたかは、入学手続きの際に寮の契約会社から通知されます。一般的な寮では、1人部屋でシャワーとトイレが完備されています。キッチンや洗濯機は共同で使用します。 寮の経営会社と契約を結ぶ際、部屋をシェアしたいとか大学の近くが良いなど希望をあらかじめ伝えておくと比較的希望に近い部屋に振り分けてもらえると思います。どの種類の寮が良いとは一概に言えませんが、学内の方が通学のための交通費と時間を節約できるでしょう。

 

<コース選択について>

スウェーデンに留学する際、最も注意すべきことは授業選択です。こちらの教育システムは日本と大きく異なります。日本では履修した授業が同時に進行しますが、スウェーデンでは約5週間ごとに新たな授業が開講されます。例えば、9月は国際法、10月はスウェーデン語、11月は経済学というように月ごとに異なる授業を受講するのです。これは、つまり5週間ごとに日本でいう「期末試験」が行われるということです。 もう一つの大きな違いは勉強量です。スウェーデンでは一つの履修科目に対し週に40時間(一日当たり8時間)勉強するという計算でカリキュラムが構成されています。そのため、授業の他にも宿題やディスカッションなど沢山の課題をこなさなければいけません。 そのため、月に2つ以上の講義を受けると勉強量が格段に増え、かなりの負担がかかります。どうしても2つ以上の講義を履修したい場合は、シラバスでカリキュラムや試験内容を確認してから受講することをお勧めします。 私の場合、スウェーデンに来るまでこの教育システムを知らなかったため、9月だけでも5つの講義を登録してしまっていました。講義時間が複数重なってしまい全てを同時に受講できないため、結局履修科目の再登録をしなければならず大変面倒でした。 授業選択の際は必ずシラバスに目を通し、講義内容だけでなく開講時間や期間などをしっかり確認しましょう。さらに詳細な情報を得たい場合は、私を含め現地に派遣されている龍谷大学の生徒に質問していただいてもかまいません。