Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2013年12月号 社会学部 S.M

①授業紹介

スウェーデンでの授業は基本的に縦割りで行われます。日本の様にたくさんの授業を同時並行で受けらないので、自分の取りたい授業をピックアップしなければなりません。それぞれの取った授業に応じてその生徒の時間割は決まりますが、基本的に1つか2つ、ないしは3つの授業が同時並行で進みます。時間割もランダムに割り振られることが多く、自分の授業スケジュールは常にチェックが必要です。

次に、私が今セメスターで受講した4つのコースのうちの2つを紹介したいと思います。1つめはSwedish Culture, Leisure and Sportsという授業です。このコースはレクチャーとアクティビティの2タイプの授業がそれぞれ行われます。特にアクティビティの授業はオリエンテーリングや、カヌー、フロアボールなどスウェーデンならではのアクティビティが体験できます。また、このコースでは他のコースと比べて他の留学生と仲良くなりやすいです。その大きな理由はスポーツを通じて他の留学生と触れ合う機会が多いからです。一緒のチームやペアになれば自然と会話も生まれてくるので、私はこのコースでたくさんの友達ができました。2つめはEuropean Integrationを紹介したいと思います。このコースではEU(ヨーロッパ連合)に関連して、近代いかにしてヨーロッパの統合がおこなわれたかを勉強しました。日本人である私にとってEUは決して身近な存在であるとはいえないため、授業を理解するには苦労しました。しかしながら、ヨーロッパの国に留学している以上、EUについて知識を深めるということは決して間違った選択ではなく、ヨーロッパについて知る1つの手助けになったと思っています。

 

②試験について

試験は日本の大学の様に学期末のテスト週間に一斉に行われるというわけではなく、授業が縦割りで行われているように、そのピリオドごとの学期末に試験がおこなわれます。テストの形式もコースによって異なり、筆記試験からレポートの提出など、ここまでは日本とあまり変わりませんが、ディスカッションがそれに含まれていることがあります。ディスカッションに関しては英語での発言が必要とされます。しかしながら、日ごろから積極的に英語で会話をするようにしておけば、なんとかついていけるでしょう。テストの難易度や単位取得に関してはコースによってさまざまですが、基本的に日本のものよりは厳しいと言えます。その一方で、再テストは充実しており、2回3回と受けることができるうえに基本的に無料です。チャンスを与えてくれるという面は、社会保障の国スウェーデンを象徴しているように感じます。