① 授業紹介
月曜日から金曜日の平日に授業が3コマほどしかなく授業の開始時間も昼から夕方まで、スウェーデン語の授業なら午後5時から午後8時まで、午後からの授業が多く、一コマ3時間が基本となります。授業のイントロダクションが大学のオリエンテーション週間にあり、スウェーデン語など授業を登録している人が多い授業は、曜日と先生ごとにクラス分けが行われます。ただ、このクラス分けはとてもフレキシブルなので、何人かは他の授業との兼ね合い、あるいは友達の多いクラスに参加するためにクラスの変更を申請していました。私は他にアートの授業を取っており、そちらも3時間でしたが、どちらの授業も1時間半で一度15分ほどの休憩があり、その間にコーヒーを買ったりします。アートの授業に関して少し紹介すると、授業形式は講義なのですが、人数が少なく、先生との距離が近いのでパワーポイントに沿って授業を進めながら、先生からよく質問が飛んできます。文化の違いに関する質問では、「日本では、どうなのか」ということを聞かれるので、日本の文化に対する最低限の知識は必要になってきますし、私自身アートの授業がきっっかけで日本のカルチュアルシンボルについて調べたり、日本の昔話について調べて翻訳し、絵を添えて紹介したりもしました。大学外でのアクティビティも多く、スウェーデンの田舎町を訪ねたり、街の美術館に行ったりしました。授業を一緒に受けている学生同士で晩御飯を食べたり、授業を中心にスウェーデンでの生活の場が広がっていくようで面白かったです。留学生の多い大学ですが、スウェーデン語以外の各授業にはスウェーデン人の学生が必ずいるので、自分からイベントを設けたり、話しかければバディー制度以外にも地元の学生と知り合いになる機会は十分にあります。スウェーデン人は少しシャイですが、友達になれば毎週遊びに誘ってくれるなど、とても仲良くなれるので、ぜひ話しかけてみてください。
② スウェーデンの生活
10月になり冬時間になると日照時間が日に日に短くなり、4時を過ぎると完全に日が沈んでしまいます。授業が夕方からある関係で、あまり朝早くに起きる習慣がなくなってしまうので、天気のいい日など起きてから、日の出でいる間の活動できる時間が短くなり、「もう暗いな」と思うことが多くなります。スウェーデン人は夜が長くなると香り付きのキャンドルを買って部屋の中で使うなど、リラックス効果のある様々な小物を使います。私も最近はキャンドルを部屋で使うことがあり、部屋の中をできるだけ明るく温かい雰囲気で保つように心がけています。
参考:授業のある日の一日のスケジュール
夏が終わるとすぐ雨が降り始め、1週間ほど細かい雨が降り続くこともあります。雨と晴れの割合は、感覚的には8:2くらいです。寮の前にはずっと同じ水たまりがあり、スウェーデンの雨の多さをものがたっています。秋から冬にかけてつらいのは日照時間が短くなることよりも雨の割合が高いことだと思います。折り畳み傘を日本から持ってきましたが、使うことはほとんどなく、雨が細かいので、帽子やフードがあれば十分防げます。11月の平均気温は4~5度くらいなので、分厚い上着がないと外に出るのはかなり困難になってきています。
ベクショー アートミュージアムにて
とあるたき火/午前10時 寮から見える空