Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年 3月号 経済学部 W.A

授業紹介

①Beginner Swedish Part1 

私は1年間スウェーデンにいるので少しでもスウェーデン語を理解したいと思い、このコースを選択しました。コロナ禍で、国境の制限がまだ解除されていない1月中旬からこのコースが始まったこともあり、週2回のオンライン授業でした。コース期間は約1ヶ月半ほどです。このコースは一言でいうと、初めてスウェーデン語を習うレベルではないです。先生はとても優しいですが、発音の仕方などから始まると思いきや、いきなり文法から始まるので基礎を自分で固めてから取らないと結構厳しいと思います。私はラッキーなことに、同じ寮に住むアメリカ人の友達がスウェーデン語ペラペラで、基礎から丁寧に教えてくれました。そのおかげで、最終成績は”A”を取ることができました。試験は、oral exam (Speaking) とWriting & Listening exam です。oral exam はオンラインで先生の前で友達とペアを組んで簡単な会話をするという課題でした。例えば自己紹介や週末の予定などです。発音や文法のミスがないかチェックされます。私は発音を徹底的に、そのアメリカ人の友達に叩き込んでもらっていたので159/160でした。Writing & Listening exam もオンラインで行われ、3時間という制限時間を与えられ、その中でメールで先生に解答を送るというものでした。終わった人から抜けていくので、焦るかもしれませんが、自分のペースでゆっくりやるしかありません。このWriting & Listening examの点数は公言されていないので分かりませんが、私の場合テストの1週間後に総合成績をオンラインで見ることができました。このコースの受講を考えている人は、結構ハードなので挑戦したい人はやってみてください。

②Swedish Culture, Leisure, and Sports 

このコースはまだ継続中なので、全て伝えるのは難しいですが、これまで受けた中で感じたことを書きたいと思います。まずこのコースを受講することを是非お勧めしたいです。スポーツの授業ということもあり、practical lesson (実践授業)が多いので、Dance, Gymnastics, Hiking, Ice skate, Barbecue, Floorball など様々なスウェーデンのスポーツを体感できるので、アクティビティが大好きな私にとっては最高の授業です。さらに、20人くらいのクラスなので、友達とも仲良くなりやすいと思います。試験は、2つのWriting exam とその2つに関連したプレゼンテーションが最終に課されています。スポーツが好きで友達もいっぱい作りたい人にはかなりお勧めです。


Lapland tripについて

私は、3月13日から19日までSwedish Lapland Tour に参加していました。Laplandとはノルウェー北部から白海までの沿岸地帯で,フィンランド,スウェーデン,ロシア北部を含む地方を指します。私は今回、その中のスウェーデンのLapland に行ってきました。後から知ったのですが、スウェーデンのLapland地方はオーロラが見える確率が世界一だそうです。このツアーは、約50人が一台の大型バスに乗り、片道約24,25時間という長丁場なのでバスはかなりしんどいですが、何よりも人生で一度の最高の思い出になりました。行きのバスで仲良くなったギリシャ人の女の子とほとんど喋っていたので行き帰りのバスはあっという間でした。1日目は夕方くらいに寮に迎えのバスが来てくれました。その日はバスで寝て、夜中バスの運転手さんがオーロラ出現したからと言って、どこでもない道端にバスを停めてくれました。くっきり見えたわけではなかったのですが、うっすら見えました。目的地でしか見れないと思っていたので、まさかの幸運でみんなテンション上がりまくりでした。目的地のホテルがあるRiksgränsenに到着したのは2日目の夕方17時くらいでした。部屋は友達と一緒に組めるのですが、私はこのツアーを予約するのが遅かったこともあり、勝手に振り分けられたので着くまで誰と同じ部屋になるのか分からない状況でした。ルームメイトはオーストリア人の女の子とスウェーデン人の男の子でした。2人ともこのツアーのグループリーダーでとても優しく面白かったので最高の部屋割りでした。自分達の部屋ともう一つの部屋のインドネシア人男の子2人と韓国人の男の子と合同で毎晩一緒に夕食を作りました。2日目はみんなバスで疲れていたので、3日目に備えて早く寝ました。3日目はNorvik という場所に行きました。Norvik はノルウェー北西部の港湾都市で私たちのホテルからバスで約1時間ほどでした。何のチェックもなく、国境を越えるのがこんなにも簡単なんだと感心してしまいました。最初の目的地はActic ocean (北極海)でそこで泳ぎたい人は泳ぐという過酷なアクティビティでした。私はとてもあの寒さの中、極寒の海で泳ぐことは考えられなかったので、みんなが飛び込んでいるのを見ていました。みんな叫びながら飛び込んでいるのでそれを見てるだけで面白かったです。その後は、Norvik の山道ハイキングをして街中を散歩してお土産ショップなどを回りました。夜はsnow shoe hike というアクティビティがあり、夕食を食べた後、19時から22時の3時間アクティビティでした。雪が深く積もっていて、普通のスノーブーツなどでは太ももくらいまで雪の中に埋まるので歩くことはできないのですが、このsnow shoeを履くことで深い雪の上でも歩くことができます。この日はオーロラを見られる確率がかなり高く、雲も風も一切なかったので、ビッグチャンスでした。微かに見えるもののくっきりは見えずアクティビティが終了しました。部屋に戻ってオーストリア人の女の子と話をしていて、ふと窓から空を眺めると、なんとくっきりとオーロラが現れていました。もう1人のスウェーデン人の男の子は、シャワーを浴びていたので、速攻呼び出して3人で見ました。常に形が変わるのが肉眼でもはっきりわかるくらい大きく緑のカーテンのように動いていたのでずっと興奮状態でした。10分くらいで消えていき、同じツアーの友達もそのタイミングで見ている人が少なかったので、本当に幸運でした。4日目は、Kiruna という町に行きました。Kiruna はスウェーデンで最も北に位置する都市です。ここでは町の古いカフェに行ったり、Husky Safari tour やReindeer farm (トナカイ)のアクティビティを自由に選択できます。私はカフェに行って、その後みんなでReindeer farm に行きました。トナカイに餌をやる経験なんて一生に一度だと思うので貴重な経験ができました。トナカイについて知らないことだらけだったのでとても勉強になりました。これにて4日目終了。5日目は、ホテルのすぐ横にあるski resort で一日中スノーボードをしました。私とドイツ人の女の子1人以外はみんなスキーでした。みんなすごく上手くて天気は曇りでしたが、最高に楽しかったです。今年はスノーボードすることをほとんど諦めていたのですが、まさかここでできると思っていなかったので、それも踏まえて最高でした。夜は男の子もみんなでサウナで喋って、ドイツ人グループに入れてもらい、「アボカドスマッシュ」というカードゲームをして5日目終了。6日目は、朝みんなでホテル前で集合写真を撮ってホテルを出ました。6日目は、スウェーデン北部のユッカスヤルビ村に氷や雪でつくられた部屋に宿泊できる「アイスホテル Icehotel」を訪れました。さまざまなアーティストにより彫られた彫刻や家具がキラキラと輝く神秘的な氷の世界に圧倒されました。氷で作られているとは思えないクオリティの高さで、インスタ映え間違いなしの場所でした。ここがこのツアーの最終スポットだったので、ここからは約1日かけてVäxjö へ向けて帰りました。このツアーを通して、「何が一番よかったのか」というとこのツアーに参加しないと絶対に出会うことのなかった一生の友達に出会えたことです。同じ時間を共に過ごしてくれたみんなにありがとうの気持ちでいっぱいです。この7日間は私にとって人生で最高の、夢のような瞬間でした。スウェーデンで時間を過ごすチャンスがあれば、是非このツアーに参加してほしいと思います。

Aurora 

Hotel in Riksgränsen

Lapland tour Group photo