Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年11月号 国際学部 S.S

①留学中の就職活動

7月くらいから就活のことを考え始め、最初の方はヨーロッパで働くことやスウェーデンで働くことについて調べていましたが、金銭面や自分のやりたいことなどを考えるとなかなか始めからここで働くことは私にとっては難しい選択でした。なので10月前半くらいから第二新卒を採用してくれるところやまだ残っている日本の企業に応募して面接を受けています。zoomで面接をしてくれる企業に対しては事前にスウェーデンに留学中であることと、帰国の時期などを伝えて面接を行ってもらっています。大体、日本の17時でスウェーデンの朝10時でしたが、10月の下旬にサマータイムが終わり時差が8時間に戻ったので面接時間によっては夜中に起きないといけないこともあり少し大変ですがなんとかやりくりしています。本当であれば2022年の3月に大学を卒業しているはずが、コロナで留学が延期になり、就活も終わらさずに悩み続けて留学中にきっと何かが閃くはず!とグラグラな橋をしっかりグラグラさせながら渡ってきた私ですが、もういまやその橋も劣化が著しくあと2歩踏み出せば別の危ない世界に行けてしまいそうです。私の友達が皆就職して働いているのもあって、授業や英語力に悩むよりも働き方や生き方、自分のキャリアに悩んでいる時間の方が圧倒的に多いです。旅行中で出会った人たち、大学や寮での友達、人繋がりで仲良くなった大人達、色んな人に聞いてもまだ悩み続けているし、不幸中の幸いのニュースか、悲劇の残酷なお知らせか、共に話したほどんどの人たちも自分の将来やりたいことやキャリアに悩んでいました。それは世界共通なのかと思いますが、とりあえず今は顔を突っ込んでみるしかない精神で応募しています。できるだけ自分の好きな事で続けられそうな会社に自分がその会社や仕事に当てはまるのか、ぼやぼやの目標にできるだけ近道になりそうなことを精査しながら選んでいます。

②自由テーマ

キルナに行った話

今回はスウェーデンのキルナに旅行に行った話をしようと思います。

キルナはスウェーデンの中でも最北端のラップランドのエリアに属する場所でオーロラを観測する場所として有名です。私と友達の目的もオーロラを観測することが目的でした。11月の半ばにいったので時期的には少し早めということもあって外の気温は−13度くらいでしたが、12月の後半や1月に行くと−20−30度とかになるそうです。キルナに到着した時点で雪がそこかしこに積もっていて、私の友達がおもちゃ屋で持ち運べるサイズのソリを買って私達2人で滑りまくっていました。私達が滞在した間は幸いにも晴天続きでしたが、とはいえ日照時間が短いので9時半くらいに日が昇って沈むのが13時という感じで、もう最悪です。日がでているうちはコンクリートの上で溶けた雪で滑って転けても笑えるのですが、暗くなってからだと唸るだけになってきます。しかも暗くなるのがこれだけ早いとお腹の空き具合が真剣に15秒くらい考えないとわからなくなってきます。一緒にいった友達と自分がお腹が空いたのか空いていないのかのディスカッションをしたことが個人的には1番の思い出です。キルナ自体は旧市街と新市街で分かれていて、キルナの街の人たちは新市街に全部移ってしまったとぼやいていましたが、新市街も特にマジカル栄えているわけでもありませんでした。

さて、ぼやきもここまでにしておいてオーロラが見れたのか見れなかったのか

オーロラは見れました!みなさんが頭の中で想像するようなクッキリ緑ウヨウヨではなかったですが、緑っぽいベールくらいの薄さの光が夜の空に漂ってる感じで、なんとも不思議なのが、出てきては30秒から1分くらいで引っ込み、またちょっと離れた空に出てくるところが面白かったです。個人的に1番感動したのは、月が出てくるところを見れたことです。夜の9時くらいに友達と雪の上に凍えながら寝てて、遠い空から真っ赤の球体がちょっとずつ出てくるのを最初は友達が太陽だと言い出して一体全体キルナでは何が起こっているのかと話していたら途中で月ということが分かりました。それにしても出てくる時は真っ赤で、ある程度の位置に上ったらオレンジ、朝起きて空を見ると白色になっていました。

大阪でも、たといベクショーでさえも見ることができない空と星の不思議に感動した4日間でした。

 

オーロラ

オーロラ?

月が昇ってきてる時