Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年9月号 経済学部 W.A

カルチャーショックについて

今月は1つ目のトピックとして、カルチャーショックについて書いていこうと思います。スウェーデンに来て私が1番カルチャーショックを感じたのは、高校の卒業式です。スウェーデンでは8月下旬に新学期が始まり、6月上旬ごろには1学年が終わります。その後、卒業式をしてそこから約2ヶ月半の長い夏休みが待っています。18歳で成人を迎えるスウェーデン人にとって、高校の卒業式は日本でいう成人式のように大事なイベントになります。子どもたちはこの卒業式を境に2ヶ月半の夏休みに入りますが、北欧では長い夏休みは子どもだけの特権ではありません。職業によって異なりますが大人も5週間〜8週間の夏休みを取得できるそうです。ここまでは人々にとってのスウェーデンの卒業式の捉え方について簡単に説明しました。ここからは具体的に私が卒業式の何にカルチャーショックをおぼえたのか。それは「卒業生トラック大行進」です。卒業生トラック大行進とは何かというと、大音量で音楽を流し歓声をあげて踊る卒業生を乗せたトラックがクラクションを鳴り響かせながら、街中を行進することです。私が勝手にそう呼んでいるだけなので何と呼ぶのかはわかりません。とにかくこれにはかなりの衝撃を受けました。少なくとも私の知っている卒業式のイメージとは全く違うもので、完全にお祭り騒ぎでした。この行進を見ている大人たちは、また今年もこの時期がやってきたかという嬉しそうな面持ちで両手をあげて行進する卒業生たちに手を振っていました。卒業生のファッションについて、男子はスーツに蝶ネクタイをしている人が多く、女子は白いワンピースを着ている人がほとんどでした。日本の成人式で女子が振袖を選ぶのと同じで、スウェーデンの女子たちもこの日のために白いワンピース選びに気合いを入れるのでどれも同じだと言ってはいけないということをスウェーデンの友達に教えてもらいました。それから男女に共通しているのは、卒業帽です。日本語で説明するならば船長帽だと思います。この帽子を被るのが伝統のようです。それと幼い頃の写真を貼り付けたプラカードを卒業式の時に見たのが印象的でした。文章では少し伝わりづらいのでYoutubeやGoogleでもし興味があればスウェーデンの卒業式で検索してみてください。動画や写真で見るだけでもかなりの衝撃を受けると思います。卒業シーズンになると、ベクショーの小さい街ですらお祭りのような空間になるので、このシーズンにもしスウェーデンで過ごせるなら是非スウェーデンの卒業式を味わってほしいと思います。他にもカルチャーショックを感じた場面はいくつかありますが、今回はスウェーデンのカルチャーショックを取り上げて書いてみました。


夏休み

ヨーロッパ旅行

私は、ヨーロッパを旅行しました。行った国すべての話を書くと終わらないので、今回はスイスとイタリアに限定して書きたいと思います。スイスもイタリアもずっと前から夢見ていた国で、実際その景色を見た時は鳥肌が立ちました。スイスは写真や動画で見るよりもやっぱりリアルが一番だなって思える大自然で、世界にこんな絶景がまだまだあると思うと、もっと旅をしたい欲が抑えられません。スイスは世界一物価が高いことで有名です。実際どのくらいの値段が高いのか、スイスと日本のマクドナルドで価格の違いを見てみようと思います。調べたところ、ビッグマック1個でスイスは925円、日本は390円でした。これだけ見ても物価の高さが一目瞭然です。物価が高いので長期間滞在はしていませんが、人生で見た自然の中で一番でした。それからイタリアに行きたかった理由は、二つあります。1つはアマルフィーコーストを見たかった、2つ目は本場のパスタとピザを食べてみたかった、です。アマルフィコーストはイタリアのナポリからソレントという町に行ってそこから船で移動します。海に面する家々が立ち並ぶ絶景が見られます。パスタとピザに関しては、小さい頃からイタリアン料理が大好きでずっと本場イタリアで食べてみたいと思っていました。実際心のどこかでパスタなんて誰が作ってもそんなに味は変わらないと勘違いしていましたが、全くレベルが違いました。私がイタリアで初めて食べたのはカルボナーラで、今まで食べてきたカルボナーラは何だったのかと思えるくらい美味しかったです。イタリアに行くチャンスがあれば、是非本場のパスタとピザを食べてみてください。今回はスイスとイタリアについて書きましたが、これも旅行の中のほんの一部を切り取っただけなのでまた次の号でも書くタイミングがあれば旅行の話をもう少し書きたいと思います。旅行の良さは、たくさんの絶景に巡り合えるだけでなく、たくさんの出会いやトラブルももちろんあります。全部含めて私は旅行が大好きなので、ヨーロッパにいられる期間にできるだけ多くの場所に行きたいです。

リバプール試合観戦

リバプールは、イングランド(リバプール)をホームタウンとするイングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブです。サッカーを知らなくても一度は聞いたことあるくらい有名なビッグチームでこれまで40以上のタイトルを獲得しているチームです。そのチームの試合を8月末に観戦してきました。日本でも何度かサッカーの試合を見に行ったことはありますが、歓声も雰囲気もこれが世界のビッグクラブなんだと言わんばかりものがありました。ファンは試合中でもみんな立ち上がって本気で選手たちと一緒に戦っているのがこっちにも伝わってくるくらいのど迫力でした。この試合は今シーズンが始まってまだ勝利がなかったこともあり、サポーターも物凄い気合いが入っていました。試合はリバプールFCのホームであるアンフィールドというスタジアムで行われたので、スタジアム内が真っ赤なユニフォームで染まっていました。私も同じようにユニフォームを購入し、必死で応援しました。スコアは本当にラッキーで9ゴールも見ることができました。本当に言葉で表すのは難しいですが、大迫力の舞台で活躍する選手たちをそれ以上の熱気で応援するサポーター。一つのものにみんなが熱くなれるスポーツはやっぱり最高だなと思いました。あの歓声と迫力を次はスペインでも見たいです。ヨーロッパに来れたからには、サッカーをあまり知らなくても絶対楽しいので是非サッカースタジアムまで足を運んでみてください。