①この留学を振り返って
交換留学に行ったことはとても貴重な経験でした。この約10か月間はとても濃く、全ての経験が新しいものだったように感じます。スウェーデン語の共用語はスウェーデン語であり、私が想像していた以上に全ての表記がスウェーデン語でした。店員さんと話すときなどはどこでも英語で通じますが、初めの頃はスーパーで何かを買う際にも時間がかかっていました。また、リネウス大学には留学生がとても多かったです。現地の学生だけでなく他の国の留学生と仲良くなり、他のヨーロッパやアジア、アメリカなどいろいろな国のことも知ることができました。留学先の国だけでなく、他の国の友人ができ他の国について詳しくなることができることも留学の一つの魅力だと思いました。
授業ではプレゼンテーションをする機会や、自分の意見を求められることがたくさんありました。もともと人前で話すことは得意ではありませんが、そのような経験が自信に繋がったと思います。短い意見でも何か言うことが大切だと感じました。授業で求められるレポートには今まで書いたことのないくらい長いものもありました。部屋に籠って一人でやることも、友人と励ましあいながらやることもありましたが、終わった時には毎回達成感をとても感じました。また、大学だけでなく旅行や日常生活の中にも常に学ぶことがありました。例えば、今までは旅行の計画を一から立てて飛行機やホテルの予約を取ることなどを自分だけでやることはほとんどありませんでした。実際にやってみることでやり方を覚え、その土地のことも知ることができました。小さなことでも学ぶことが多くあり、学ぶことで自信に繋がっていきました。
②留学経験をどのように活かすか
経験が大切ということは留学に行く前から思っていたことですが、留学を通して経験や挑戦の大切さを改めて実感しました。留学をする中で、初めてのことに挑戦せざるを得ない機会が多くありました。毎回スムーズにいくことばかりではありませんが、ほとんどのことは実際にやってみると案外どうにかなります。自分の持っているイメージだけで難しそう・無理だと思ったり、考えるほど不安ばかりが大きくなることもあると思います。ですが、思い切ってやってみると新しいことを覚え、自信になります。留学中には小さな機会こそ大切にしたいと考えていたので、友人が誘ってくれたらすぐ行く!と言ったり、暇なときには外に出て街を散策していました。考えすぎるよりも行動してみること、いろいろな機会を大切にすることを忘れずにこれからも生活をしていきたいと思います。留学を通して、学べる場所はどんなところにもあると感じました。
また、さまざまな経験をすることで自分はどういうことが好きなのか、どのような場所が好きなのかにも気づくチャンスになると思います。今回留学したベクショーという都市はそこまで大きくなく観光地でもありませんが、そういう自然が多くある場所が自分には合っていたように感じます。私自身、もともとこの仕事に絶対に就きたいというものはなく、留学を終えた今もこれ!と言えるものはありません。しかし、少なくともこの留学は自分の興味・関心に気づく機会になったと思っています。