Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2010年10月号 国際文化学部 U.Y

授業紹介①

・必修授業

DEUFプログラムの留学生には、FLE(フランス語の授業)とCultureの授業が義務付けられています。FLEの授業は週に2時間で、オリエンテーションを受け持ってくれた先生でした。ここでも、オリエンテーションと同じように授業が行われますが、大学に必要な単語、語彙が増え難しいです。定期的に小テストやオーラルの試験も行われます。

Cultreの授業は、週に一時間です。一番初めの授業で選んだテーマをもとに一人15分間のプレゼンをフランス語でします。最初は二人で15分の発表を2回します。パワーポイントの制作も必須です。また、最後の授業の日までにMusée de la Résistanceに行きレポートも提出しなくてはいけません。

日本語学科の授業

Lyon3の言語学部の日本語学科の授業には、LEAとLLCEという二つの学科があります。LEAでは日本語と経済やビジネスと英語、LLCEでは日本語と日本の文学や歴史です。LEAで教えられる日本語は比較的ビジネスシーンで使われるものが多いです。日本語学科の授業は様々です。院生の授業になると、学生のほとんどが日本に留学したことがあり、日本社会や文化について研究プレゼンが行われていました。どの学年にもあるJaponais Connaissance de la langue の授業はGrammaire,Version,Thèmeがセットになっており、日本語からフランス語に翻訳するVersionの授業は大変いい授業だと思います。

カルチャーショックについて

フランスの学生は真面目であるように感じました。あまり遅れて教室に入ってくる学生はいませんし、自習室はいつも人がいっぱいです。日本の大学にくらべて卒業するのが難しいからかもしれません。途中でやめてしまう学生もいるようです。就職活動も日本のようにみんな一斉に始めるということもありませんし、私には学生がそれぞれ目標をもって大学に通っているように感じました。日本語学科の日本の社会についての授業で、実際に日本の大学でフランス語の先生をされていたフランス人の先生が、日本の教育や受験戦争についてフランスと比較し、日本人の学生の話をされた時は、少し恥ずかしく思いました。

また他には、ストライキやデモがよくあることです。何度か、国鉄のストの際に予約していたTGVが取り消され、次の列車に乗らなくてはいけなくなったこともあります。その際は、車内に乗るはずだった多くの乗客が通路にあふれ、立ったまま目的地に行かなければいけませんでした。怒る人もいますが、多くの人が仕方がないと思っているように感じました。日本では遅れはありますが、これは起こり得ないことだと思います。

・手続きについて

到着と同時に、銀行口座開設や保険や滞在許可証などの申請が必要になると思います。銀行口座は学校のすぐ前のLCLで開くことができます。ここでは留学生に慣れているので、スムーズに口座を作ることができると思います。銀行のカードに必要な顔写真は、銀行から送られてくるサイトから写真を送ります。住宅の契約書やパスポート、ビザなどのコピーは、大学のすぐそばのコピー屋さんでコピーカードを購入して出来ます。滞在許可証は学校の国際センターに担当している方がいるので、必要書類をまとめて移民局まで送ってもらえます。55€の印紙はTabacで購入することができますが、みんな一斉に買う事になるので、売り切れになる前に早めに購入したほうがいいです。私は学校を通して申請したのですが、移民局からの返事は人によって早かったり遅かったりなので、個人でするほうが確実かもしれません。