大学の試験は、龍谷大学の試験とは少しタイプが異なります。リヨン第3ではテストの様式に規定がありません。たとえば、日本だと教員が試験用紙を用意してそれに、記述か選択をするという形が一般的です。リヨン第3でも基本的にはこのような形式をとるのが大多数を占めます。しかし、私が受講している2つの授業ののテストでは、自分でテストの用紙を用意してそこに、教員が読む問題を書いて、答えを書く形式がありました。ただでさえ、聞き取るだけでも難しいのですが、それを読んで答えを出すのは、とても大変でした。また、試験がどのような形式で行われるかは、試験の当日にしかわからないので、試験勉強するのはとても大変です。
また、テストの返却の有無は教員の意思ですし、仮に返却されるときに、名前、点数、一言感想(がんばりましょう等)を発表されるので、試験後の授業は毎回ハラハラ、ドキドキします。
さらに、試験はレポートやエクスポゼという形式もあります。レポートは、龍谷でもやったことはあると思うので説明は省きます。しかし、龍谷と違う点が1点あります。それは、レポートを2人でやることです。2人で協力して1つのレポートを作ることもあります。毎回そうというわけでもないですし、基本的には1人です。
最後に、エクスポゼです。これは、何かのテーマについて調べ、それをクラスの人の前で発表する試験です。基本的にはパワーポイントを使って、発表を行い、声の大きさ、わかりやすさなどが、点数となります。
たぶんこれが、一番つらい試験だと思います。
これまで、約3か月リヨンで生活していましたが、これといったトラブルにはあっていません。リヨンは、フランスの中でも治安のよい都市でしょう。
しかし、それは朝昼の話です。夜になると治安のよい都市とは言えません。リヨンでは、ホームレスの方がたくさんいます。物貰いの方も都市の各地でみられます。もしかしたら、襲われるかもしれないと考えると、夜は1人で歩くには少し危険かもしれません。特に女性の夜の1人歩きはやめておいたほうがいいでしょう。また、日本でも経験ある人がいるかもしれませんが、酔っ払いの人に絡まれる機会がたくさんあります。フランスでは酔っ払いをよく見ます。フランスでは、昼間から酒を飲むのが普通ですし・・・週1でからまれます。これは私の平均ですが。
それと、私ではなく、友達がかばんを盗まれました。リヨンには2つの大きな川があり、その川沿いで酒を飲んでいたところ、自分の荷物を盗まれました。事実、その人は自分の荷物をしっかりと管理できていなかったため、盗まれたのですが、その鞄にパスポートなど貴重品をいれていたため、パスポートを再発行し、滞在許可書も取り直しという羽目になってしまいました。
貴重品だけは、肌身離さず持っておいてくださいね。
今回私は、クリスマスについて書こうと思います。日本でもなじみの深いクリスマスですが、フランスと日本ではクリスマスの意味合いが少し違います。
日本では、24、25日は恋人の日としてなじみ深いし楽しい日ですね。恋人のいない私としては、苦痛の日ですが・・・
フランスでは、クリスマスは恋人同士の日ではなく家族と過ごす日です。恋人がいても、クリスマスシーズンには家に帰省して家族と過ごす。これがフランスのクリスマスです。また、日本ではクリスマスの前の日まで学校や仕事がありますが、フランスでは24日の約1週間前から休暇として特に学生は帰省します。
フランスでも、クリスマスは大きなイベントの1つで、11月の後半から広告や家族に送るプレゼントを売り出す店がたくさんあります。
またリヨンでは、11月の後半から約1カ月間、MARCHE DE NOEL ”クリスマス市場”がペラージュで行われます。土日でも休むことなく行われており、夜遅くまでやっています。また、夜になるとイルミネーションで色鮮やかになりとてもきれいです。
来年留学する学生さん絶対にこれに行ってくださいね!!
ちなみに補足説明すると、恋人のためのイベントは・・・・バレンタインデーです。日本では、女の子が好きな人にチョコを贈る習慣がありますが、フランスでは、恋人同士でチョコを贈りあうという習慣だそうです。