試験について
11月末になると、大学全体に試験ムードが漂い始めます。フランス語で「平常点(小テスト)」のことをContrôle continu 、「期末テスト」のことをExamens semestriels といいます。Contrôle continu を「CC」と短縮して書く先生もいます。また、授業によっては期末テストのないものもあります。
FLE(フランス語を勉強する授業)とTD(少人数授業)は授業中の小テストのみで、期末テスト期間中に試験は行われません。回数は、授業によって異なりますが、どの授業も少なくとも3回はありました。小テストといえども、量も範囲も広いので意外と大変でした。毎日コツコツ勉強しなければいけないと、改めて思い知らされました。11月末から12上旬は小テストラッシュで忙しくなります。また、これらの授業は出席点も付けられています。日本の大学と同様で、出席日数が足りないとテストを受けられません。
必修科目のInitiation à la Culture Française(フランス文化入門)は、二回テストがあります。一回目は11月中旬、二回目は期末テスト期間が始まる直前です。一回目のテストは、筆記テストでした。また、辞書の持ちこみは不可でした。量はあまり多くありませんでしたが、やはり筆記は難しく感じました。二回目はマークテストのようです。このテストの答案用紙は、事前にRelations Internationales/国際センターに取りに行かなければなりません。CM(大人数授業)は、期末テストがあります。試験は12月中旬~1月中旬にかけて行われます。期末テストの日程は11月末に掲示板に貼り出されました。
治安、危険を感じたこと、トラブル等について
【治安】比較的、治安の良い街だと思います。リヨンにも治安の良くない場所はありますが、身の危険を感じたことはありません。危険な場所や時間帯を避けて、最低限の注意を払って行動していれば、特に問題はないと思います。
地下鉄では、たまに改札を無理やり一緒に通ろうとしてくる人がいます。はじめてされたときは驚きました。無賃乗車率が高いため、主要駅でよく切符点検をしているのを見かけます。そして、地下鉄はスリが多いので気を付けてください。iPhoneをすられた人もいます。また、大学内では、歩きタバコの火にぶつからないように気をつけています。校舎内は禁煙なので、中庭付近での喫煙率がとても高いです。少し狭くなっている場所ですれ違う時に危ないと感じることがあります。
【トラブル】私の友人は、銀行の不手際で口座が使えなくなったことがありました。何度も銀行に足を運ぶはめになり、大変だったようです。他には、トラブルという程のものではありませんが、日本との違いを実感したことがあります。週末、書類を提出しに行ったところ、不備のため、来週の火曜日にもう一度来るように言われました。ところが、次の週に行ってみると、担当の方は今週ずっとお休みだという貼り紙がありました。このことをフランス人の友人に話してみると、「ようこそフランス・システムへ」と言われました。こういうことはよくあるので、フランスではあまり気にする程のものではないようです。
自由テーマ~食生活について
「留学したら、どんなものを食べるのだろう」。気になるところですよね。私は、Baguette(フランスパン)よりも、よくお米を炊いて食べています。中国人の友人は、炊飯器を持ってきていて驚きました。Baguetteは意外と硬くなるのが早いので、チーズを買うときに一緒に購入しています。フランスのスーパーのチーズ売り場の面積は、日本の数倍の広さがあります。とても種類が多いため、どれにしようか迷ってしまう程です。
フランスといえば、ワインがおいしいことでも有名です。今月、日本でもおなじみのBeaujolais nouveau(ボージョレ・ヌーボー)が解禁されました。この赤ワインは、毎年11月の第3木曜日に解禁されます。この日は、いつもよりワイン売り場が賑わっているように感じました。
私は、基本的に自炊していますが、たまに学食で食事を取ります。大学にはRESTO’Uと呼ばれる食堂があります。平日の11:30~14:15まで開いています。ここでは、パン・メイン料理・サラダ・デザートをいくつかの種類の中から選んで食べることができます。値段は、3ユーロくらいです。支払いは、学生証にチャージしたお金で支払います。学生証に入れたお金は、構内の自動販売機でも使用できます。メイン料理は、肉・魚・その他から選ぶことができます。お肉は骨付きのことが多いです。また、時々見たこともない食材が使われているサラダがあって、選ぶのが楽しいです。デザートの種類も豊富で、リンゴやバナナ、タルト、ヨーグルト、チョコレートムースなどがあります。リンゴの食べ方は、丸かじりです。