Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2012年2月号 経済学部 R.K

授業紹介2  

後期の授業は1月の最後の週から始まります。 授業は前期と同様に大人数で受けるCMと少人数で受けるTDとよばれる講義形式です。 最初の2週間はお試し期間で自分に適しているかどうかを調べ、その後に授業の登録機関が始まります。 大人数の授業でしたら登録をしなくて聴講することもでき、興味はあるけどレベルが難しいという人には無理に授業登録をしなくて聴講というかたちで授業にでることもいい方法だと思います。 そして留学生にはまた前期と同様に週に一こまずつフランス語の授業と文化の授業があります。 文化の授業はフランスの文化というよりも、リヨンの街の歴史や文化の講義を聞く授業なので、自分たちの留学している街のことを知ることができとても興味深い授業だと思います。 これら二つの授業は、大学側が前期の試験の結果からクラスを指定します。 フランス語の授業の内容やレベルはクラスによってさまざまで、基本的にクラスの変更は認められないみたいなので運も結構重要だと思います。 私のクラスは文法中心の授業で、毎回授業の初めに3人ぐらい約3分間プレゼンテーションをするといった感じのクラスでしたが、授業で取り扱っている文法の難易度がかなり難しく、ついていくのに苦戦しています。  私は、普通の学部生の授業では主に日本語をフランス語に訳す練習をする授業に出ています。授業で取り扱っている日本語の表現は難しいものが多く、それをフランス語に翻訳するのは難しいですがとても面白い授業です。 フランス語と日本語のニュアンスの違いやそれぞれの言語の特徴なども気づき興味が広がります。 またそのクラスにいるフランス人は皆日本に興味を持っている人たちばかりですので、授業をとおして友達もできやすいです。

 

余暇の過ごし方 

フランスは日本みたいに娯楽施設があまりなく、日曜日はほとんどの店は開いていません。 ですから休日は主に散歩などをしています。 リヨンは街並みがきれいでローヌ川やセーヌ川の川岸を街並みを見ながら散歩しています。 昼過ぎの川岸には座って本を読んでたり寝てたりただ何もしてなくて座っている人を多く見かけます。 日本では私はあまりこんなふうに一人でのんびりとする時間がありませんでした。 フランスに来て私はこっちの人たちは個人の時間を本当に大切にしているのだなあと思いました。 休日に店などが閉まってたりすると不便を感じることも少なくないですが、逆に日本は働きすぎなのではと思いました。 また、休みの日や夜にフランス人はよくパーティーをします。 私も多くはないですが時々参加しています。 フランス人はみんなで集まって一緒にお酒などを飲んで騒いだりしゃべったりするのが好きな人たちばかりです。 夜に街を歩いている時もよくどこかで騒いでいる声が聞こえてきます。 そのため、フランスは日本よりも酔っ払いが多く、私もからまれたことはありましたが、適当にやり過ごし特に危険を感じたことはありませんでした。  フランスはバカンスが非常に多く、授業期間中でも1週間か2週間の休暇があります。 長期休暇の時はフランスの各地へ旅行に出かけてます。 フランスは地域ごとに特色がありいろんな発見ができるので旅行をするのは非常に楽しいです。 日本に帰国する前にできるだけ多くの場所を訪れたいです。 またヨーロッパからでしたら他の国へも行きやすいです。 特にスイスとイタリアは国境が近く比較的短時間で行くことができ、ベルギーも電車で直接行けます。 飛行機でも安くとれる会社もあり、多くの他の日本人留学生は長期休暇の時ヨーロパの他の国へ訪れています。

 

自炊

フランスに来て半年くらいたったのでだいぶ慣れてきましたが、初めかなりめんどくさいと思ったのが自炊です。 日本では安く外食できるところがたくさんありますがフランスでは以外にもほとんどありません。 レストランはありますけど値段は高いですし、一人では入りにくいです。 最初は苦労しましたが、今は味のでき具合は別として少しずつ自炊をする抵抗感がなくなってきました。 これもいい経験だと思います。 もし留学を考えている人で自炊があまり得意でない人は留学する前に日本で少し練習しておいたほうがいいです。