Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2012年3月号 経済学部 R.K

日本から持ってきてよかったと思うもの  

私はフランスに留学に行く前に日本である程度何が必要かを考えて念入りに準備してきたので特にこれを持ってくればよかったと思うものはありませんでした。 ですからこれだけは絶対に持っていくべきだと思うものをいくつかあげときます。まずはパソコンです。 これは絶対に持っていくべきもののひとつだと思います。 大学の授業の中にはパソコンでプレゼンテーションやレポートを課すものがあります。 大学の構内にはもちろんコンピューター室がありますが、いつも自由に使えるとは限らないですし、すべてフランス語なので非常にややこしいですから自分のパソコンでしたほうが手っ取り早いです。 たいてい留学生は全員持ってきていますが、中には行く前に持って行くべきかどうか少し迷ったという人もいるみたいなのでここにあげときました。 次は薬です。 フランスの薬は日本のと違って強いらしいですし、薬の説明も当たり前ですが全部フランス語で書かれているので薬局に行っても実際にどれを買ったらいいのか迷ってしまうと思います。またフランスは日本よりも病院の数が少ないですので急に熱とかが出ても薬が手元になかったら非常に困ると思います。 私の知っている日本人留学生は、今までフランス滞在中に全員1回は体調を急にくずしたり熱が出たりしています。 私も何回か咳が出たり体調不良になったことがありますが、薬を日本から持ってきていたので非常にたすかりました。 リヨンは1月の終わりから2月の初めにかけて急激に気温が下がる時期があります。 その時期に一時的に熱が出たという人がたくさんいたので薬は絶対に持っていったほうがいいと思います。 他の生活用品などは忘れたと気がついてもたいていの物は店で買えると思います。 日本食品なども値段は高いですがアジアンマーケットなどで手に入れることができます。 あとはもしフランスや他の国をあちこち旅行する予定があるのでしたら地球の歩き方やフランス語や英語の会話集などを持っていくと便利でしょう。

 

現地の学生、友人について  

リヨン第3大学にはフランス人の学生がたくさんいますが、世界格国から、特に他のヨーロッパの国からの留学生がたくさん来ています。 外国人の学生は勉強と遊びの切り替えが非常に上手だと感じました。 海外の大学は日本の大学以上に単位を取ったり卒業するのが難しいところが多く、ここリヨン第3大学もそうです。 彼らは勉強するときは本当に必死にやってると感じました。 大学の図書館は龍谷大学の図書館と比べたら数倍広いですがいつ来てもほとんど満席です。 それは試験前に限ったことではなく普通の平日の時でもあいている座席を見つけるのが難しいです。 私は日本では勉強は普段の日も少しはしていたのですがたいていは試験前にまとめてやっていたのでこのことにすごく感心しました。 そして彼らはパーティーなどで遊ぶ時は本当にとことん遊びつくします。 時々私は彼らののりについていけないこともありました。 私の現地の友人は一人を除いて全員フランス人と他の日本人留学生です。 リヨン第3大学には日本語学科があり、そこで勉強しているフランス人はかなり日本に興味を抱いている人たちが多く、日本人の留学生にとては友達をつくる機会がたくさんあり、それはかなり恵まれた環境だと思います。 彼らといっしょに遊んだりパーティーなどをよくしています。 私は学校の授業はついていくのが大変だったのですが、そこでたくさんの人たちと知り合うことができました。 しかし私が残念に思うのは他の国の留学生と知り合う機会をつくれなかったことです。 彼らはフランス語が上手な人がほとんどのようですが基本的には皆英語で話し合います。 私はフランスに行く前は英語をあまり勉強していなかったので後悔しました。

 

リヨンの街並み

リヨンは大きな街ですが重要な観光地は少ないと思いました。 観光目的で訪れた場合は1日で全部見回れると思います。 ですが、街並みは全体的にきれいな街で特に私は旧市街地を散歩するのが好きです。 これはリヨンに限ったことではございませんが、ヨーロパの古い街並みを歩くと心がなごみます。 リヨンは交通機関が非常に便利で主にトラムとメトロで移動します。定期券もあり値段も日本とくらべても手ごろで毎日利用しています。 夜に終電を逃しても自転車を借りることができますが中にはタイヤがパンクしているものもあり借りる前に確認しないといけません。