Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2014年1月号 文学部 G.T

授業について

授業は大きく分けて、大教室で行われる講義(CM)と少人数で行われる授業(TD)とがあり、CMTDと両方を取らないと単位が取れない授業もあるようです。TDは会話や発表が中心だと聞いていたので、会話に自信のない私はCMを中心に時間割を組みました。

今回は授業で苦労した事について書いてゆきます。

CMは先生の話す速さや板書の切り替えが早く、その上知らない単語の連続でとても苦労しました。特に、単語は日常会話では使わない上に専門的な言葉と思われるものが多いので、事前に調べようとしても限界があります。その為、知らない単語が出る度に辞書で調べるのですが、“B(ブ)”と“V(ヴ)”や、“オ”と“ウ”とに跨るような“OU”、“O”、“E”、“EU”等の違いように、日本語にない発音の区別が特に問題でした。私は、留学前に短期間ですが語学学校で発音を教わっていたのですが、留学して5ヶ月を経た今でも十分に聞き分けられず、綴りが分からないので平仮名・片仮名でメモを取り、授業後に考えられる組み合わせを順に試していく、という方法を時々取ります。

それでも、知らない単語ばかりで内容が全く理解できずに諦めた授業もありました。こちらに来て痛感するのは、文法よりも語彙の不足です。それは授業に限らず、日常会話でもそうですが。

それから些細な事ですが、こちらで売っているノートの殆どは罫線が横だけでなく縦にも入っているか、そうでなければ白紙か、のどちらかで、縦横に罫線が入ったノートはシャープペンシルで書いた字がとても読み辛いです。加えて、こちらのペンは水性のものが多いように感じます。こちらで買った水性のペンで書いて、雨や水滴に濡らして滲ませてしまうことが何度かありました。勉強に関することなので、予め、日本でルーズリーフやボールペンを揃えて来ても良いかもしれません。


余暇の過ごし方

前期は、毎日1つ以上授業を取っていたので、あちらこちらを見て回りたいと思っても、中々時間を確保できませんでした。それでも半日空いている日などにはよく買い物に出かけています。私はインテリアや小物が好きなので雑貨屋を探して歩くのですが、こちらにはデザイン性の高いものが比較的多く、また、商品だけではなく店自体もお洒落だったりするので色々と面白いです。

また、散歩にも良く出かけます。通ったことのない道を歩いていると思いがけない発見をする事があるので、それを期待して良くあちらこちらを歩いています。週末はお店の殆どがしまってしまうので、前期はついに行かず仕舞いだったリヨンの北のParc de la Tête d’orや南東のParc de Parillyという大きな公園を散歩してみようと考えています。

その他、週末の夜はだいたい、何処かしらのソワレにお邪魔していました。ソワレに行くと自然とフランス人と話す機会が来るので会話の練習になります。そこでフランス文化やフランス語を学んだり、反対に日本語や日本文化を説明する為に知っている単語や動詞を総動員してみたりと、フランス語の一番の勉強場です。