〇カルチャーショックについて〇
私がカルチャーショックを感じたことは2つあります。
一つは、人と人との距離が近いことです。欧米の文化は日本のそれよりもスキンシップを大事にする傾向があります。人との距離が近いのですぐ仲良くなれますし、初めて会った人でも優しくしてくれます。友達の友達は他人ではなく、自分にとっても友達であるというような考え方です。最初のうちは、ビズやハグは慣れないことではありますが、せっかくフランスに来たからには、フランス文化に慣れ親しみたいと思っています。
そして、もう一つ驚いたことは、就業時間の短さです。バカンスという言葉の発祥地であるフランスは、毎年多くの人が何週間かの休みを取ります。そのため、バカンス期(主に8月~、12月~)には、受付のデスクは開いてないこともあります。留学の手続きなどは、バカンスに入る前に終わらせておかないと、何週間も待つことになりますので要注意です。
また、フランス人の就業時間が短いことに関して、フランスでは日曜日はほとんどの店が閉まるということはよく知られていると思うのですが、土曜日に買い溜めすることを忘れると日曜に食べるものが無くなり、とても困るので この点に関しては本当に不便だなと感じています。ちなみに、平日や土曜日は店は開いてますが、閉まる時間が極端に早いです。大型のスーパーでも8時くらいになると店のガレージが閉まり始めます。コンビニなどはありませんので、9時以降に何かを買うのはなかなか難しいと思います。常に買い置きしておくのが無難です。
〇自由テーマ:OFIIの手続きに関して〇
学校の留学生用デスクでは、OFIIの書類の郵送を代理で行ってくれます。必要な書類をまとめてデスクに提出して、OFIIからの連絡を待ちます。
▼必要書類
・OFIIの申し込みフォーム
・パスポートとビザのコピー
・フランスのアパートの住所
・証明写真
私の場合はこのような書類を提出しました。年度によって変わる可能性もあります。
何週間かするとOFIIから申し込みを受け付けました という旨の手紙が来ます。一通目の手紙が来てから、三か月以内にOFIIから二通目の手紙が来ます。二通目の手紙は健康診断の呼び出し状で、指定された日時に健康診断を受け、手続きを終了することができるのですが、先の就業時間が短い話とリンクして OFII事務所は手続きが遅くなることが日常茶飯事なので、手紙が来るのはかなり遅いです。
私も、一通目の手紙が来てから二か月経ってもOFIIから何の音沙汰もないので心配になりOFIIの事務所に行きましたが、事務所の人に、「遅れるのは普通だよ。三か月以内には送るから!」と言われてしまいました。
二通目の手紙を待っている間に、CAF (=住宅補助) の申し込みのための書類の準備をすることをお勧めします。CAFの申請のために、申し込み用紙の記入(もちろんネットでも出来ますが、私はCAF事務所で記入用紙を貰ってきました。)と戸籍謄本の翻訳をあらかじめしておきました。
戸籍謄本はリヨン領事館にて翻訳することが出来ます。戸籍謄本の翻訳は一通 9ユーロで、所要期間は3日間でした。リヨン領事館はテットドール公園の近くに位置していて、シャルペンヌという駅で降りて10分ほど歩くと着きます。リヨン領事館の外観はこのようになっています。