Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2016年12月号 国際文化学部 A.K

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

 

まず、治安に関してですがリヨンはヨーロッパにしては治安がかなりいいと思います。ただ、そうは言っても非常事態宣言が出されている国には変わりないので対テロ対策として、軍人がマシンガン持って見回りをしていたり、大型施設に入る際に持ち物検査を受けたりはします。しかし今のところ危険を感じたことはありません。繁華街の外れの方にうっかり迷い込むと、この辺りに長居しない方がいいかもしれないと直感的に感じたことはありましたが。

続いてトラブルですが、細かなトラブルから大き目のトラブルまで色々発生しています。現在進行形のトラブルですと、家の契約と電気の契約が別であることを知らされておらず、電力会社と契約を結ばずにここまで来てしまったので早く対処しないと電気を止められそうなことでしょうか。何を悠長なことを言っているのだ、こんなもの書いてないで早く対処しろとでも言われそうですが、期限まで後2週間もあるしこちらから出来るアプローチは既にしたので大事には至らないでしょう、恐らく。

他にも大きなものだけでも渡仏当初、アパートメントに入居出来なかったり、学部の登録が間違えられていたりと色々あり、元々細くは無かった神経がより図太くなった気がします。もう最近は何が起こっても「フランスだし、しょうがないよな。」と思うようになってきました。多少のことが起こっても即座に命に危険が及ぶような事態で無ければどうにでも対応出来るものだと学んだのは今後日本でも役に立つのではないかなと少し皮肉じみていますが、そう思うようにしています。

 

 

電力会社の契約書のファイル。色んな電力会社が選べるのですが最大手のEDFと契約予定です。

 

 

 

②自由テーマ:病院に行きました

字数の関係上①の方にまとめて書くことが出来なかったのですが、今月中旬に胃腸炎らしきものにかかり更に40度近い高熱を出して動けなくなる事態に陥りました。これは自宅療養だけでは厳しいと感じ病院に行きました。

フランスでは多くの病院が予約制です。そこで当初は緊急時には予約なしで診てくれるという大学内のお医者さんを尋ねたのですが、そこでは内科の治療は出来ないと言われ一番近所の予約なしで診察してもらえる病院を紹介してもらいました。

メトロで大学から一駅、そこから更に健康な状態でも15分以上は歩くという中々病人には辛い道のりでしたが、どうにか辿り着くと予約なしの診察には定員があるらしく今日の定員は終了したとのことで、翌日の朝一で予約を取って家に帰る羽目になりました。病人を送り返すなんて、なんて酷い!とお思いかもしれませんが最初からその病院では予約なしで診察する患者の人数が決まっており、それ以外は緊急性の高い患者以外受け付けていないようでした。その段階で熱はある程度下がっており、付き添いは頼んでいましたが自力で歩ける程度には回復していたので恐らく緊急性がないと見做されたのでしょう。予約の際は電話番号と住所を伝え、パスポートを見せるだけで大丈夫でした。

字数に限りがありますので具体的にどのような診察を受けたのかは省きますがおおよそ日本と変わりませんでした。お医者さんにどのような症状かを伝えて診察してもらうという手順です。その後、少し気になるところがあるからと血液検査と検便も受けるように言われ、何の病気か分からない以上薬も出せないとのことでその日はこれ以上胃腸に負担をかけないための食事制限をつけられ、検査後は帰宅しました。

診察料は日本で言うところの国民健康保険に該当するAttestation de mutuelle等を持っていないにも関わらず23€、検査費が73€と思っていた以上に安かったという印象です。診察内容は検査でも何も出なかったためこの後病院に行かなかったのもあり、何も薬の処方などがなく、結局自力で後に薬局に行き市販の胃腸薬を羽目になったので、多少不満な点はありましたが、この金額なら日本に比べて法外に高いということもないので、万一体調不良に陥った場合でも躊躇わずに病院に行った方がいいのではと感じました。尤も、体調を崩さないのが一番なのですが。

 

ギリギリクリスマス前には胃腸炎治りましたJoyeux Noël !!