Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2016年 12月号 国際文化学部 G.N

・治安、危険を感じたこと、トラブルについて

フランスに来る前に、フランスはスリが多いとのことや、実際にフランス渡航経験のある友達には携帯や財布をスラれたということも聞いていましたが、実際に来てからはそれほど危険を感じたことはありません。ただ、12月に入ってからスリの被害を幾つか聞いているので、やはり注意は必要だと思います。ホームレスの方々が多く、よくお金をくださいと言われますが、無視をしていたらしつこくは言ってこないので危険ではありません。また、街の中や大きな駅には警察や軍人が巡回しているので、安全だと思いますが、それはテロなどの危険が常にあるということかもしれません。

先日パリに行った際に泊まったホテルのある地区は、少しヤバそうと思うような雰囲気でした。実際には何もなかったのですが、快適な旅をするには、フランス国内外問わずに下調べをすることが重要だと再確認しました。

また、フランスではありませんが、10月にイタリアに小旅行に行った際に、英語で声をかけられて話をしていたらミサンガを付けられて、お金を要求され、結局5ユーロ払ってしまいました。これは完全に不覚でした。今でも思い出すとイライラします(笑)。旅行気分で浮かれていたのが原因だと思います。

上記のイタリアの件もあり、リヨンでも声をかけられたら警戒するようにはなりましたが、リヨンではそのような人にはまだ出会っていません。この前はいきなり話しかけられたオバさんにお菓子(?)を貰いました(笑)。

 

・光の祭典

リヨンでは、毎年12月の8日前後に、聖母マリアへの祈りと感謝を捧げるFête des Lumièreという光の祭典が行われます。昨年はパリで起きたテロの影響で中止になったそうです。また、今年はそのテロの影響もあり、例年より1日短く、行われる範囲も少し狭くなったそうです(と言っても3日間のうち2日行っても少ししか見れませんでした)。

この祭典は、リヨンの中心地のいたるところで、プロジェクションマッピングが行われたり、多くの作品が展示されます。リヨンの有名な観光地では特に大規模な作品を見ることができます。

この祭典で見たプロジェクションマッピングはどれも素晴らしく、とても楽しいものでした。ただ、リヨン以外からも多くの方が来るので、びっくりするくらいの人で、一時は身動きが取れなくなるくらいでした。例えば、祇園祭のようなものでしょうか。人が多くて賑わっていますが、その分、スリや、あるいはテロの危険が増します。そのため、入り口が多くありますが、必ず警官や警備の方が立っており持ち物検査をされます。この期間には軍人も普段より多く見かけたと思います。知り合いのフランス人の中には、人が多く、テロの危険があるので、家でテレビ中継を見て過ごしたという人もいました。

昨年のパリでのテロや、7月のニースでのテロがあったことで警戒度がかなり増しているとは思いますが、こういったイベントに参加するときにそのようなことを考えるのはやはり悲しいと思いますね。