Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2016年12月号 国際文化学部 E.N

①  治安、危険を感じたこと、トラブルについて

昨年起きたパリでのテロの一件のせいか確かにテロに対する警戒心は高いと思います。昨夏一度リヨンに訪れたことがありますが、そのときにはあまり見かけなかった迷彩服を着た人たちを空港や大きな駅でよく見かけるようになりました。またショッピングモールの入り口や店内にもガードマンがいて大きなカバンを持っている場合は中身を一度チェックされてから中に入ることができます。

先日リヨンで毎年行われる「La fête des lumières(光のお祭)」があったときはあるポイントごとに警察官が立ち、荷物チェックとボディーチェックを欠かさずに行っていました。実は去年のこのお祭はテロの影響により中止されたのですが、例年の様子はわからないので比較はできませんが、警備の厳重さは感じました。しかしお祭りの間は特に何事もなく無事に終えていました。

公共施設や公共交通機関での警備の様子を見ると「テロ対策」という言葉が頭に浮かびますが、普段生活している上では今のところテロはもちろん大きな事件はありません。確かに夜中に一人で出歩くことを避けた方が良いことや地域によっては「治安が悪い」と言われる場所はありますが、それを除くとリヨンはまだ治安の良い街だと思います。むしろパリのようにスリに出会うことは珍しいそうです。

 

②  プチ料理パーティー

先日私の家でフランス人の友達2人と日本人の友達1人とお好み焼きを作りました。お好み焼きの粉、ソース、紅ショウガは大学近くにある「SATSUKI」という日本人が経営している日本食品店で購入し、キャベツ、肉、卵は普段買い物で利用しているスーパーで購入しました。ただ肉に関してはお好み焼きでよく使用する薄切りの肉が見当たらなかったのでミンチ肉で形を整えて代用しました。いまいち「お好み焼き」になったのかはよくわかりませんが、お好み焼きソースと紅ショウガのおかげで少しは「お好み焼き」らしくなったはずです。おそらく。しかしフランス人の友人は「おいしい」と喜んでくれたので嬉しかったのと同時に、またプチ料理パーティーができたらなと思いました。料理を得意とする人がうらやましい限りです。

先程紹介した日本食品店についてですが、大学近くの「SATSUKI」以外にもリヨンには日本食品・アジア食品を扱うお店が何件かあります。日本にある「KALDI」のような輸入食品店には変わりないので値段は日本と比べて少し高めでほとんどのお店は中国人や韓国人によって経営されていますが、食材の種類は思ったより充実していると思います。カレールーや餃子などのインスタント食品、カルピスなどのジュース、醤油や味醂などの調味料、ふりかけ、お菓子、日本酒など数多くあります。値段を気にするなら日本からあらかじめ持ってくるほうがもちろん安く済みますが、一応手近に手に入るので日本食が食べたくなっても問題ないと思います。