Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2017年12月号 法学部 Y.K

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて
【治安について】
リヨン市内自体、比較的治安は良い方であると思います。パリ等に比べ人や観光客も少ないので、悪質なキャッチなどは少ないと感じられました。ただ、日本は”平和ボケ”と言われるように、ここはあくまでヨーロッパなので、ある一定程度の危険性は必ず潜んでいます。友人などの話によると、TGV内で鞄ごと盗まれる、スマホを無理やり取られる(手にもってるにも関わらず)など、日本ではありえないようなことがありえます。異国にきて、日本はとにかく安全であるということだと再確認しました。

電車に乗る、街を歩く、買物にいく、バーに行く、などその1行為1行為に対して危険を予知して行動するべきだと感じました。出かける際・帰ってきた際には財布の中身やカードの所持を必ず確認しています。またアップル製品やスマートフォンは狙われやすいので、歩きスマホは極力しません。渡航前オリエンテーションで、龍大でトラブルに関する映像を見るかと思いますが、決して大げさではありません。自分なら大丈夫、ではなく、常に危険と隣り合わせでいるといった心持ちでいるべきだと思います。

【トラブルについて】
電車やバス・地下鉄などの公共機関でのトラブルは本当に多いです。市内にはTCLという会社が運営している地下鉄・バス・トラムがありますが、運行停止になることが多々あります。幸い色々な線があるので乗換え等で工夫して目的地に行くことは可能ですが、突然止まることも多いです。

また旅行や長距離の移動になると高速バス(夜行バス)やTGVを使うことが多いですが、技術的トラブルや人的トラブルが原因で無事に自宅に帰宅できることができない場合があります。実際にTGVの技術トラブルにより、帰れないこともありましたし、友人によるとドイツからのバスの運転手が突然運転しない等のトラブルもあったそうです。
これらのトラブルは防げるものではありませんが、何かトラブルに巻き込まれたら、優しそうなスタッフや近くの人に話しかけて状況をしっかりと理解するようにしました。周りに同じ状況の人は必ずいるはずなので、落ち着いて行動すれば大丈夫だと思います。

 

②ノエルについて
フランスのクリスマスはかなり違います。とても楽しくて、私はフランスのクリスマスが好きだと感じました。
12月を過ぎるとフランス中・ヨーロッパ中でクリスマスマーケットが始まります。私はストラスブール・コルマール、そしてリヨンのクリスマスマーケットに行きました。クリスマスマーケットはドイツが一番有名なようですが、ドイツにほど近いストラスブールのクリスマスマーケットはかなり大規模でした。ドイツらしい街並みで、比較的大きな街で楽しかったです。大きなツリーなども多くありました。また、コルマールという、ストラスブールのすぐ隣の街にも行きましたが、ここは「ハウルの動く城」の舞台になった街で、かわいらしい街並みが続いていました。またリヨン市内にも大きく二つのマルシェがあります(ペラーシュ&クロワ・ルス)。
全体的に普段のマルシェとは大きく異なり、クリスマスの小物やアクセサリー、そしてフランス冬の代名詞とも言えるホットワイン(vin chaud)などの販売がメインでした。フランスらしい食べ物や飲み物・アクセサリーや小物など、様々なものに触れるいい機会となりました。

 

 

コルマールのクリスマスマーケットです。町中にはサンタの雑貨や・ハートモチーフの飾り(アルザス地方は愛の街としてハートモチーフのおみやげが多いです)が多く売られています。

コルマールにある、ある一つの建物。ハウルの動く城にて、ソフィの帽子屋さんのモデルとなった家です(実際に昔は帽子屋さんがあったそうです)。

ストラスブールの大聖堂近くの広場です。夜はいたる場所がライトアップしていて綺麗でした。フランスの冬は晴れることが少なく、雨や雪が多い印象なので寒かったです。

アルザス地方のハートのモチーフ雑貨