Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2017年12月号 国際学部 R.O

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

リヨンは比較的治安の良い街だと思います。私自身、トラブルに巻き込まれたことはなく、また物も盗まれたことはありません。確かに、路上では日本よりも多くのホームレスの人が座っており、お金を求められることもありますが、特に危険だということはありません。しかし、リヨンでも考えられる危険・トラブルとして、スリ、マリファナ、募金を求めてくる人たちが挙げられます。

 

1)スリ

地下鉄のホームや電車の中、さらには大学の中でパスポートやスマートフォンを盗まれた、という話を最近よく日本人の友だちから聞くので、常に周りに注意を払う必要があります。

 

2)マリファナ

フランスでは、道を歩いていてマリファナの臭いがすることが多々あります。もちろんフランスでもマリファナは禁止されていますが、あまり取り締まられていないため、マリファナを吸っている人は多いです。

 

3)募金を要求してくる人

リヨンのBellecour広場には時々、ハンディキャップのある人のために署名と募金をしてください、という活動をしている女性たちがいます。最初は署名だけ、と近づいてきて、最後にお金を要求されます。実際にハンディキャップの人たちのために使われているのかはわからないので、話しかけられても断っています。パリにも同じような人たちがいて、一度引っかかりそうになりましたが、現地の方が止めに入ってくれたので、お金を払うことはありませんでした。

 

リヨンは全体としてものすごく治安が悪いというわけではありませんが、やはり注意はするべきです。

 

 

 

 

②CAFでのアロカシオン(Allocation、住宅補助手当)の申請について

フランスでは、住んでいる部屋の家賃の3割ほどを負担してくれる住宅補助手当の制度があり、留学生でも申請することができます。(申請はできますが許可が必ず降りるというわけではないようです)まずCAFのホームページに自分の情報を入力して申請し、それから必要書類を提出します。CAFのページにあるDemande Attestationを押すと、自分の状況やアパートに関する質問が出てくるので、質問される内容に答えていきます。この質問項目は数え切れないほどたくさんあります。時間が経つとこのページはタイムアウトしてしまうので、私は4回くらいタイムアウトしてしましました。アパートの契約書を見ながら入力するところもあり、また契約書に載っていないことも質問されるのでフランス人の友人に手伝ってもらいながら入力しました。全部の情報を入力すると、今度は必要書類を提出する必要があります。ホームページには、戸籍謄本と法廷翻訳、パスポートのコピーを提出してください、というメッセージが表示されます。ですが大学のアジア担当の先生に伺ったところ、RIB(銀行口座の情報を記したもの)とAttestation de loyer(大家さんが作ってくれます)も必要だと言われたので、私はそれも併せて提出しました。ネット上にPDFの形で載せることもできるようですが、私はCAFの事務所に直接提出しに行きました。CAFの事務所はPart-Dieuという大きな駅の近くにあり、そこの事務所に置いてある封筒に書類を入れて申請用のポストに投函しました。私は、この申請と書類の提出を11月半ばに行い、アロカシオンをもらえるという通知を受け取ったのは12月半ばでした。申請から許可が下りるまでは1か月くらいかかります。また、振り込まれていた手当は書類を提出した11月分からでした。ですので、住宅補助手当がほしい方は早めに書類の準備をして申請したほうがいいと思います。

 

 

 

 

先日、ピクサーのcocoという映画を観ました。日本では3月に公開されるそうなので得した気分です。

 

La fête des lumières、リヨン発祥の光の祭典で街中が光ってました。

 

リヨン近郊にあるペルージュという小さな町に行きました。のどかな町で、おいしいガレットもありました。