①試験について
フランスは年度の始まりが日本と異なり、1年の留学だと9月の頭(法学部のみ8月の終わり)から12月の頭までが前期で1月中旬から4月の中旬までが後期です。期末試験は授業が終わった後、1週間の休みを挟んでから行われます。また、教科によっては小テストや中間試験があるものもあり、これを書いている今日も留学生向けのフランス文化の授業(ICF)の中間試験がありました。
試験の種類は、筆記試験、マーク試験、口述試験があります。
私は口述試験を受けたことはないのですが、他の人に聞いてみたところ、指定された設問に関して指定された時間分だけそのテーマに関して話す形式や、一問一答形式でその場で先生に聞かれた内容に関して答えていく形式があるようです。
マーク形式の試験は、期末試験では受験しなかったのですが、中間試験では、事前に教務課(今回のICFは留学生のみの授業だったので国際課の受付)に既に自分の名前が印字された解答用紙を貰いに行ってから試験を受けに行く形式です。日本の試験の時のように一々学籍番号を記入しなくても良い分取りに行く手間が増えます。
記述式の試験に関しても事前に教務課に自分の名前と学籍番号が登録されたバーコードのシールを受け取りに行く必要がありました。ただし、前期は法学部の試験しか受けていないので他学部に関しては分かりません。その受け取ったバーコードを解答用紙に張り付ける欄があるので張り付けてから回答していきます。また、そのバーコードに別に数字が記載されており、その数字が割り振られた席に座る形式でした。
また、前回私は申請し忘れてしまったのですが、試験期間前に教務課に申請すれば留学生は試験の際に母国語の辞書を持ち込むことが許可されるようですので事前に締め切りを調べて申請しておくべきだったなと反省しています。
②自由テーマ:Chamonixへ行ってきました
フランスでは学期中に1,2回Congésと呼ばれる1週間ほどの短期の休暇があります。2月の中旬にもバカンスに合わせてCongés Hiver étudiantsがありました。この時期のバカンスではスキーに行くフランス人が多いらしく、私も便乗してアルプス山脈、モンブランのお膝元、Chamonix-Mont-Blancへ行ってきました。
Lyonと同じAuvergne-Rhône-Alpes地域圏の中のHaute-Savoie県にあるこの街は、スキーリゾートとしてだけでなく、冬季オリンピック発祥の地としても知られており、日本からの観光客も散見されました。ウィンタースポーツを楽しむ人たちだけでなく、標高3842mの高さからアルプス山脈が見渡せるAiguille de Midiの展望台やChamonixにある氷河の中でも一際大きな氷河であるMer de Glaceを見に行く観光客の方大勢います。
また、Chamonix付近はスイスとフランスとイタリアの国境が接しているのでフランスからロープウェイで登ってイタリア側に降りるという国境越えが簡単に出来るところでもあります。
Savoie県はワインとチーズと干し肉が名産で、特にジャガイモとベーコンに似たlardonの上にチーズをたっぷり乗せて焼いたポテトグラタン、tartifletteが郷土料理として有名です。こちらはChamonixまで行かずとも、Lyonからの交通の便がいいAnnecyでも食べられるので機会があったら是非食べに行ってみてください。