①授業紹介
リヨン第三大学では、特に文系科目、法学や経済、国際学部がメインですが、より専門的な科もたくさんあります。私自身は言語学部に所属しており、日本人留学生や、その他の国の留学生も基本的には言語学部に所属している事が多いです。学部の選択はかなり早い段階で決まり、日本の大学にいる時でした。おそらく4月ごろでした。私が選択して感じたことは言語学部は、かなり人気で語学学習には欠かせない学部であり、逆に法学部はレベルが留学生にとってかなり難しいと思います。言語学部では、主に言語を学びますが、その他の国の文学や経済、社会、歴史と幅広い分野から履修できます。言語ですが日本語やフランス語の翻訳、文法などあり、日本の大学のクラスよりも細かい分野で分けられていると思いました。自分自身の苦手な部分を見つけやすいのは良い点です。私の授業選択ですが、留学生必修のFLEという文法メインのクラスと、フランスに関わること全般を学ぶクラスがあります。ELFはレベルによってクラス分けされます。私が個人的にとっている授業は単位交換の数にもよりますが、大体8個です。そしてプラス2個必修の合計10クラスです。リヨン第3大学ではCM(大講義型)クラスとTD(少人数クラス型)クラス方式です。単位数はクラスによって違います。時間は基本1時間半か2時間のクラスが多いですが、より長いクラスもあります。同じ言語のクラスでもpour L 1, L2, L3(学生) とmaster(大学院)があります。私は 一つL 2の文法をとっており残りはL3,masterのクラスを選択してます。日本語翻訳や日本経済、日本のアニメ文化、フランス語文法、フランス経済などとっています。たくさんの言語が学べるので、ぜひ余裕があればヨーロッパ言語を学んでみても良いと思います。
②フランスの文化(驚いたこと)
留学する前に私自身少し怖かったのは、文化の違いです。こちらに来るまでに様々な常識や文化の違いをインターネットなどを通して学んだのを覚えています。ですがこちらにきて違ったことや驚いたことについて話します。まず特に驚いたことを話します。こちらでは意外と水道水を飲む人が多く、まだ私は飲んでいませんが、正直びっくりしました。そして、駅やスーパーなどの公共トイレです。有料ですが綺麗ではないので、日本とかなり違うと思います。基本的に社会のルールが優しいフランスでは、優しい上に混沌としてしまうことが多いと感じています。だから公共施設の有料化は必然だと思います。そして、リヨンはかなり都会で公共交通機関の数がとても多いのですが、路面電車をタダ乗りする人も多く日本ではありえない光景だと思いました。バスや地下鉄はトラムよりしっかりしています。次に面白かったのはフランスの店の店員さんです。スーパーではセルフレジがあるにも関わらず、土日だけの使用でなかなか平日は開けてくれないため、効率が悪いなと思いながらも並んでいます。また、彼らはかなり自由なので、人がかなり並んでいても急にレジを外します。余計人が並ぶので、日本の接客のような意識はないのだとわかりました。スーパーやバスその他どこにでもペットを連れ込めるのも日本ではできない文化です。11月後半にはクリスマスムードが出ており、日本のクリスマスとは認識が違うのも文化の違いとして面白いと思います。おそらくその他にも文化の違いを見てみると数え切れないほどありますが、同じ人間ですので慣れればたいしてストレスは感じません。そして、日本で数あるフランスのイメージはあくまでステレオタイプですので、こちらにきて学ぶのも一つ留学の楽しさだと私は思います。