Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2023年3月号 文学部 A.H

①余暇の過ごし方

フランスの大学は1週間以上のバカンスがとても多いです。バカンスの前後には課題がいつもより多めに出されたり、中間テストが設定されていることが多いです。

私は長期の休みにはよく旅行に出かけます。旅行の目的は人によって様々だと思いますが、私は芸術作品を鑑賞することが好きなので、しばしば美術館を目当てに旅行先を決めることもあります。例えば、クリムト作品を見にオーストリア・ウィーン、ムンク作品を見にノルウェー・オスロをこれまでに訪れました。ルーヴル美術館やオルセー美術館などを擁するフランスはもちろんですが、ヨーロッパの国はどこを訪れてもとても立派な美術館があります。絵画や彫刻にあまり関心がなくても、教科書で見たことのあるような有名な作品を実際に鑑賞することは、誰にとってもとても面白い経験になると思います。旅行を計画する際には、ぜひ美術館も旅程に加えてみてください。

また、特に女性は、北欧など治安のよい国でない限り、一人旅は避けたほうがよいと思います。ヨーロッパの都市はどこも治安がよくありません。私自身、ドイツ・フランクフルトを訪れた際に19時ごろのターミナル駅で知らない男に話しかけられ、無視していたら追いかけられた挙句に蹴られるということがありました。アジア人はスリや詐欺などの標的にされやすいですし、そうでなくとも基本的になめられやすいと感じます。鉄道や飛行機の大幅な遅延やキャンセルも頻繁に起こりますし、トラブルに遭遇する機会が日本より多いです。事前によく準備して、安全に旅行を楽しんでください。

 

②リヨンのお気に入りの場所

長期休暇には旅行に行くことが多いですが、授業期間中の週末はたいていリヨンで過ごします。週末によく訪れるリヨンのお気に入りスポットをご紹介します。

・ソーヌ川沿いのマルシェ

-リヨンのあちこちでほぼ毎日マルシェは開かれていますが、ソーヌ川沿いのマルシェは日曜日が最も出店数が多く活気があります。野菜や果物はもちろん、パン、肉、お惣菜、食器にお花など、日常に必要なものはたいてい揃います。一般に食品はスーパーよりも安く買えるので、余裕のある週末はマルシェへ出かけて買い物をすることも多いです。用がなくても、のんびり歩いているだけで楽しいです。

・Hôtel de ville(市庁舎)エリア

-この辺りはカフェや古着屋、雑貨屋などが多く、開放感のあるTerreaux広場なども含めて、個人的にリヨンでお気に入りの場所です。Hôtel de villeのすぐ隣にあるMusée des beaux-arts de Lyonの中庭は自由に出入りできるので、天気のいい日は中庭のベンチでのんびりするのもおすすめです。ぜひお気に入りのカフェやお店を見つけてみてください。

・蚤の市

-Lyon 3から1時間ほど郊外に出ると、Puces de canalという蚤の市があります。マルシェと同様に日曜日にはもっとも活気があり、全てのお店を見て回れないほどの出店があります。雑貨や家具、古着など、見ているだけでもとても楽しいです。蚤の市の雰囲気に慣れたら、ぜひ値切り交渉にも挑戦してみてください。笑