履修登録をする際に、日本と同じように授業内容を知ることが出来るがそこまで詳しく書かれておらず、想像しにくいと思うため、現地学生に直接授業内容を聞くことを勧める。私が履修している授業は、必修であるInitiation à la française, Cours de française, 他に日本語文法、日本の戦後経済、韓国語、スポーツ、日本文明などを取っていた。DEUFプログラムということもあり、全ての授業がフランス語で行われるため、フランス語の聞き取りに自信がなかった私は、日本に関する授業であれば他の授業より理解はしやすいと思って履修をした。結果、日本に興味を持つ友人にも多く出会え、お互いの語学を切磋琢磨しながら伸ばしあえていると身をもって感じている。しかし他の興味のある教科を取っても変わらないので心配せずに興味ある分野を選択してほしい。スポーツの授業では一年を通して初めの履修の際にお金を払えば、たくさんある種類の中からスポーツを選べるという、日本にはないプログラムがあるので、ぜひ選んでほしい。私は去年の夏から水泳がしたかったので水泳を選んだ。スポーツを履修しているフランス学生はとても多いので、友達を作ることにはとてもいいのではないかと考える。
フランス語での授業自体、初めの方は耳が慣れておらず、何を言っているのかが分からない状態であり、精神的にきついと思うことがずっと続いた。次第に授業にも慣れていき、理解度が高まると思うのでそこまで踏ん張って頑張ってほしい。
フランスで授業を受けて、日本と全く違うと感じた部分を紹介しようと思う。まず、生徒が積極的に授業に参加しようとする姿勢が強い。日本では学生が受け身な授業だと思うが、フランスでは常に誰かが手を挙げ質問するという光景が見られる。そして、授業中に食事をしても誰も怒らない、先生も食べ物を食べながら授業を進めるということである。初めてこの光景を見たときにとても驚いたが、フランスではこれが当たり前であり、授業に集中できるならいいのではないかという考え方であるらしい。また、学校生活ではなく、日常生活で感じた違いはメトロでの優先座席である。日本では電車での優先座席への工夫として、①座席シートを他のシートと異なった色にする②車内からより認識できるように通路などの色を変える③窓にピクトグラムを用いたシールを貼り、誰にでもわかりやすいようにする④優先座席に座る人が座りやすいように椅子の幅、大きさ、高さを変えているなど存在する。それに対して、リヨンでは優先座席と通常の座席との色の比較なし、窓に小さな文字で「siege prioritaire」と書かれているのみである。また、車いすの方がメトロを利用しているところを多く見るが、電車とホームにできる段差が高く、ホームに従業員もいないという点でとても不自由だなと感じた。以上三つがフランスで生活して感じた日本との違いである。これからも広い視野を持って生活し、共有出来たらいいなと感じる。