Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2024年5月号 国際学部 R.K

①この留学を振り返って

まず初めに、フランスでの留学を経て感じたことは留学前に考えていたことや、予想していた社会、環境とは異なることが多かったです。しかし、留学する人や環境によって感じ方はかなり異なるので一概には言えません。それも含めてステレオタイプ通りではないフランスがより好きになりました。私が一番驚いたことは、フランスでアジア文化や日本文化に興味を持つ人が非常に多いことです。留学前、日本人はどう思われているのか少しネガティヴな印象を持っていました。実際はかなり良いイメージを持ってくれているため、関わりやすさや居心地の良さを感じれます。積極的に話すことをオススメします。次は、全体的に治安は日本よりも不安なことも多く、最近でもリヨンの駅で通り魔があったそうです。フランスだけでなくヨーロッパ全体を見てもそのような人たちはいました。治安だけではなく、作業であったり、大学であったり問題は多いです。パニックにならない力や、問題下で冷静さを持てるようになれました。フランス社会ですが、多文化共生社会であり、多くの文化や宗教、考え方が混在しています。日本ではないような状況ですが、いろんなルーツを持つ人たちと関わることができた留学生活では、協和性や多文化、宗教理解、多様性への尊重がより一層強まったと思います。ストレスなく過ごした日本での生活とは異なりますが、ストレスへの対処や自分と向き合う力、自己解決、一人で生きる力が備わる経験できない環境だと思います。また、そのような機会やチャンスを留学生活で生み出せたと思います。

②留学経験をどのように活かすか

①で話した通り、留学生活では多文化共生社会での生き方や新たな発見をすることができました。多種多様な社会、世界で自分の位置を知る、自分にできる事が何か知る良い機会の中で、新たな一面を見つける事ができました。この経験を活かして、大学ゼミでの研究にも活かせます。また、国際学部である以上、国際的なコミュニケーションを取る場面も将来的に増えると思うので、そのためにも留学での交際的コミュニケーションの取り方を活用したいと考えています。さらに、コロナが終わりグローバル化する日本で、多文化共生社会を経験した知識から、日本に住む、旅行、留学する方々の手助けができると考えています。このように、もちろん言語は活用できますが、フランス語圏でのフランス語使用は当たり前です。日本でフランス語を使い、フランス人やフランス語圏の方々をサポートできるようになりたいと考えてます。人によっては英語も同様に使用できると思います。このように言語面でも文化面でもサポートすることで日本人としての優しさやホスピタリティを世界へ示すためにも言語や共生社会での知識を活かしていきたいです。そして、留学中にできた友人たちには多くの学生が日本に留学する予定です。日本での生活を充実して欲しいため、そのためのサポートをしようと思います。これもフランスでの交友関係やサポートしてもらった経験から学んだ助け合う力を活かしたいです。また、将来的にも仕事面やプライベートで経験を活かせる状況下で生きたいです。