こんにちは。
12月号のマンスリーレポートでは、①治安、危険を感じたことやトラブル②チェコのクリスマスの2つについてお伝えしたいと思います。
①治安、危険を感じたことやトラブルについて
チェコ全体で見るととても治安が悪い国というわけではありませんが、私が留学しているブルノでは、ちらほらホームレスの方を見かけます。特に夜中になるとメインステーションにある椅子で寝ている方が多いため、警察に注意されています。私も実際に、夜頃に友達と2人でメインステーションの近くを歩いていたところ、おじさんに、チェコ語でまくしたてられたことがあります。また、メインステーション近くにあるスーパーの帰り道でも同様にチェコ語で話しかけられました。そして、いつものように反応せず早歩きで過ぎ去ると、後ろから思い切り怒鳴られました。このように、メインステーションの近くは、怪しい人に絡まれることがたまにあるため、気を付けています。メインステーションの付近以外は大学のキャンパスが多く、学生街のようなものなので、そこまで危険を感じたことはありません。
トラブルではありませんが、アジア人が見慣れないのか公共交通機関を使用する際に、視線を感じることがあります。最初の頃は視線を感じることが少し嫌でしたが、今は、私が日本にいたときはこの逆の立場だったのだなと考えるようになりました。
このように、自分自身がアジア人だなと感じることはありますが、ブルノは大学が多く、医学部に正規留学している日本の方もたくさんいらっしゃるので、人種差別を感じたことはほとんどありません。
②チェコのクリスマス
・チェコのクリスマスの過ごし方
チェコではクリスマスイブ、クリスマスは家族と過ごすことがほとんどだそうです。鯉料理とポテトサラダが伝統的なクリスマス料理で、街中でもちらほら鯉が生きたまま売られているのを見かけました。川魚なので少しにおいが気になるのではと思ったのですが、泥臭さを軽減させるために調理する直前までバスタブやバケツに水を張り泥抜きをするようです。最近は鯉の代わりにお肉を食べる人もいます。
日本ではクリスマスイブ、クリスマス共にレストランで食事をする、イルミネーションを見るなど外に出て楽しむ方法が多いですが、チェコではクリスマスは家で家族と過ごす日になるため、24日から26日までほとんどのお店が閉まっています。
このレポートは24日のクリスマスイブに書いているのですが、今日街中を散歩していたら人だかりができていたので見に行くと、みなさんビールジョッキを片手に寒い中、外で楽しんでいました。クリスマス期間に営業しているレストランはほとんどないのでみなさんそこに集まったのでしょうか。こんなに寒いのに外で大きなビールジョッキを抱えている姿を見て、やっぱりここはチェコなのだなあと実感しました。
・クリスマスマーケット
クリスマスマーケットで有名なヨーロッパですが、ブルノでもクリスマスマーケットが開催されました。クリスマスツリーの点灯式から始まり、毎日お昼ごろから夜まで伝統的な食べ物や雑貨などが販売されています。私も行ったのですが、今年のチェコは数年ぶりの大雪だったので、とっても寒かったです。しかし、あたたかいお酒やスイーツなど楽しむことができました。
これは、首都プラハと私が留学している町ブルノのクリスマスマーケットで食べたものです。
左上
・Lángos(ランゴシュ)→ハンガリーの伝統料理でピザみたいな生地の上にチーズがかかっています。ヨーロッパのクリスマスマーケットでは定番のようです。
右上
・Klobása(クロバーサ)→ハード系のパリパリしたジューシーなソーセージです。パンと一緒に食べるとおいしいです。ビールに合わせて食べるようなのか、味が濃い目です。
左下
・Bramborák(ブランボラーク)→じゃがいものパンケーキ。細かく切ったじゃがいもをガーリックで味付けしたものです。重いので1人では絶対に食べきれません。3,4人くらいは必要です。
右下 ・Smoked Cheese→小さめのスモークチーズで、上にクランベリーソースがかかっていました。小さいので気軽に食べることができてとてもおいしかったです。実はこれをパンだと思って買ったのですがチーズでした。