Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マサリク大学
2024年2月号 国際学部 K.Y

皆さん、Dobrý den!!!! 

 

 留学が始まってから半年を迎えました。チェコに半年間住んでみて色々な文化や慣習に触れ、ようやくこの地の事がわかってきたと感じております。今回は「試験について」と私たちが生きて行く上で大切な足となる「公共交通機関について」の二点を詳しくお話し出来たらいいなと思います。

 

「試験について」

 初めに私が通うマサリク大学の試験についてお話ししていきたいと思います。本大学では主に三つの試験方法がメジャーです。一つ目は口頭による試験で学期末に教授と対面にて口頭による質問形式の問いが出されます。ノートも見ることができるものもありますが基本は何も持たない状態での試験となります。次はテスト形式の試験で、多くの場合大講義が実施している場合が多いです。日本の大学でのテストと同じようにテスト期間に希望の日程を選択肢、受けることが出来ます。私の場合はマークシートでの回答でしたが筆記のものもあるためそれぞれに合わせた試験対策をしましょう。そして、レポート及びプレゼンテーションによる試験、こちらはテスト期間ではなく、学期末又は授業内で行われる場合が多いです。少人数のクラスや大学院のクラスではこのような形式が多く取り入れられており、早い段階で授業を終わらせることが出来るため、休み期間を利用して他の国や場所を旅したいと考えているならばこちらをお勧めします。加えて評価方法はそれぞれ異なっており、テスト形式の場合はA~Eの評価、プレゼンテーションなどはPASS or FAILの評価となっていることが多いです。しかしながらすべての授業が同じような評価方法とは限らない為、受講や履修の前にシラバスにしっかり目を通しておくといいでしょう。また、イントロダクションで教授から変更の連絡もあるため初めの授業をしっかり聞いて自分に合った試験や評価方法の授業を取ることでストレスなく楽しい留学生活をおくってください。

 

 

「公共交通機関について」

 次に、公共交通機関についてです。チェコで最もメジャーな交通機関は馬車です(嘘。特にプラハでは沢山の馬車が道路を走っているのが伺えます。また、運転手の人も気さくですが少し割高なため、なるべく節約したい人はこれから上げる三つの公共交通機関を選ぶといいと思います。初めに現地のチェコ人がよく使用し、本数が多いのはトラムと呼ばれる路面電車です。日本ではあまり馴染みのない路面電車ですが、ここヨーロッパでは殆どの国の道路を走っています。特に私の住むブルノでは学校やショッピングセンター、町の中心街などすべてのエリアをカバーするように街と共に線が設計されており殆どの場所に行くことが出来ます。本数も多く、十分に一本はある事が多く、深夜になると1時間に一本となりますがそれでも24時間走っているため終電を気にせず朝から夜まで外にいることが出来ます。駅はバス停と電車のホームが合体したような感じで慣れるととても便利な移動手段だと思います。次にバスも同じような特徴を持っており、深夜までの本数があるため時間を気にせずブルノを楽しんでください。バスとトラムに共通するのが降りる方法です。日本では電車の場合次の駅に着くと必ず扉が開きますが、チェコのトラムとバスは停車駅の表示が出たら停車ボタンを押す必要があります。押さないと乗り過ごしてしまうので注意してください。そして最も重要な点は支払い方法です。すべての公共交通機関では日本の改札がなく、車内にあるタッチパッドもしくは運転手による清算となります。クレジットカードが使用できる場合が殆どですが、稀に紙の切符の購入が必要な場合があります。また、精算も駅から駅での換算ではなく、乗車時間制(15分刻み)となっており最小で15分間有効な切符(タッチパッドも同じく)を購入することで乗る事ができます。紙切符の場合は乗車したらタッチパッド下にある溝に入れて刻印してもらう必要があり、タッチ決済では乗車時と乗車後にタッチ、またはタッチパッドを操作して乗車時間を選択して購入する必要があります。とても初めて使う場合はややこしいため、ISICカード(学生証)が手元にある場合はブルノ全体で使用できる定期の購入をお勧めします。この定期券はインターネットでも購入できるもので、一ヶ月、三ヶ月、一年の三種類あります。期間が長いほどお得なため自分の入国、帰国日に合わせて買いましょう。また、無人で切符の確認がないため、無賃で乗る人もいますが稀にインスペクター(警察)が見回りに来て確認されるため素直に定期を買うことをお勧めします。慣れればとても便利な公共交通機関であるため是非皆さん利用して観てください。

 

 少し長くなりましたが、今回はこの二点についてお話しさせていただきました。すでに半年が経過しており、チェコでも日本でもしないといけないことが少しずつ増えてきました。なんとか留学終わりには笑って帰りたいと思います。では失礼します、さようなら!!