Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ノード大学
2023年1月号 国際学部 K.H

①試験について

 今回は試験についてですが、前回私が取っていた授業の課題についてあまり書いていなかったので課題についても触れていきたいと思います。試験は授業によって時期、形式が異なっており、11月末に試験がある授業もあれば、12月中頃、もしくは12月末に試験がある授業もあるようでした。試験が始まるあたりのことをexam seasonと呼んでおり、その間は図書館に人が溢れていましたが、試験のストレスで図書館にいる9割の学生の顔が暗く、辛そうだったというのがすごく印象に残っています。

Nordic Politics

 この授業の課題はModule question と言って毎週出されるテーマに対してWordでA4用紙約1ページでまとめるというものになります。テーマは授業に関連するものもあれば、課題論文や本の要約、説明というもので合計9つありました。この課題全て承認されないと試験を受けてもその試験を評価してもらえないため最終提出期限までに全て承認される必要がありました。課題論文は基本的に毎週平均PDF19ページ分が3つほど出されるので慣れるまでは課題1つ提出するのにかなりの時間を費やしていました。

 試験はHome-examというもので、簡単に言うとレポート試験です。約3日間の内に出題されたテーマに対してA4用紙6ページ分記述式でまとめて提出するというものになります。場所の指定はなく、どこでも試験が受けられます。また、これまで扱ってきた課題論文や課題図書から必ず引用しなければならず、内容も難しめの内容なのでとても苦労しました。

Nordic Society

 この授業の課題はPoliticsと同じくModule questionをA4用紙1-2枚にまとめるというものになります。異なる点はModule Questionの数が10個だったことと最終提出期限が少し早かったことです。それ以外は基本的には同じで毎週出される課題論文の説明要約や学術的にテーマに沿って自分の主張を書いていくというものでした。こちらも課題10個全て合格することによって試験を受ける資格を得られるというものでした。

 試験はこちらもHome-examというもので、レポート試験でした。こちらは約3日間の間に2つ出されるテーマのうち1つを選んでレポートを書いていくというものになります。出題されるテーマはこれまで扱ってきた課題と被っているところがあったのでアイデアを得やすかったです。A4用紙に参考文献リストを含めて6枚分を記述しないといけませんでした。

British studies for bachelor

 この授業の課題はonline seminarというもので、出されたテーマ(作品の内容やその作品に込められた意図)に対して掲示板で自分の意見と、他の人のコメントに対して自分の意見を述べるという議論形式のものです。各章が終わるごとに行われ、合計で3回行われました。3回全て承認されないと試験を評価される資格を得ることが出来ません。

 試験はhome examとSchool examの2つありました。両方共にレポート試験でしたが少し形式は異なります。Home examは3つ出されたテーマの中から2つ選び論述するというもので、1つのテーマにつき1作品のため、2つの作品を選んで、内容やその作品が社会に伝えたかったこと等を書きます。1つのテーマにつき1000字、合計2000字を書かないといけませんでした。こちらも3日間の内に場所は問わず取り組めるものでした。School examは試験を体育館のような場所で指定された席で受けないといけませんでした。制限時間は6時間で、6時間の間に出されたテーマについて書ききるというものでした。試験の間は許可を得られない限りトイレにも行くことが出来ず、座っていないといけません。持ち込みは一切禁止です。内容は授業で扱った作品の中から12個抽出され、その12個の内から10個を選んでそれらを400字程度で書かないといけないというものでした。私は5時間50分程の間、文字を必死に打ち続けましたが、文字数が足りない状態で終わりました。

 レポート試験すべてに当てはまることですが、試験の際は指定されたwordのファイルで記入しないといけないのですが、日本のwordの形式と異なるのか、英文をどれだけ書いても空白が埋まらなかったのでとても苦労しました。(1ページに書くことのできる文字数の量が違うのか何かわかりませんが、日本のwordで2ページ分の文が、指定されたファイルでは0.5ページ分として表示され、まだまだ書けるスペースがあるという恐怖の現象です。)

②SIMカードについて

 12月号でSIMカードのことに少し触れたので今回は現地でのSIMカード取得について記述していきます。SIMカードは、BodoではCity Nordというショッピングモールセンターの中にあるTeliaという携帯ショップで手に入れることが出来ます。そのSIMカードはプリペイドカード式になっており、携帯番号が付属しているのでノルウェーの電話番号を取得することも出来ます。購入時は最初の一か月分だけ支払い、継続したい人はオンラインクレジット決済で支払うようになっています。しかし、どうやら日本のクレジットカードでは支払いが出来ないようなので、オンラインで支払うためにはノルウェーの銀行を開設しノルウェーのクレジットカードを取得する必要がありそうです。私は店舗に直接行き支払いをしています。プランは月に3GB、7GB、12GBのギガ数を選択できるプランがありました。私は7GBを選択しましたが、値段は369NOK(購入時約5000円)でした。

 またIceというサイトでe-simカードというのを手に入れることが出来ます。ノルウェーの携帯会社かと思われます。価格はteliaのSIMカードより安いものになっていますが、携帯番号は手に入らなさそうです。私の友達が使っているそうですが安いからおすすめだと言っていました。ですが私が携帯契約を維持している日本の携帯会社は、海外でのSMS受け取りに対応しておらず、携帯番号が欲しかったためTeliaを現在使っています。